AFP通信の記事によると、ガーナの首都アクラで、
犯罪者らがおよそ10年にわたって偽の「米国大使館」を運営し、
偽造した査証を発給していたとの事。
大使館員をかたっていた者の正体はトルコ人やガーナ人のギャングで、
偽大使館はこのほど閉鎖されたそうです。
アメリカ国務省は、この偽大使館発給のビザを用いてアメリカに入国した者はいないと説明。
詐欺師らは失効した本物のビザを入手し、それを基に複製。
現在、アメリカのビザを偽造するのは極めて難しい。この偽造ビザの利用は失敗したと。
国務省の発表では、偽大使館は飛び込みの来訪者は受け付けず、
偽職員が西アフリカの遠隔地まで車で行き、だます相手を物色。
その後、相手をアクラのホテルまで連れてきて、
偽造ビザの料金として最高約68万円を巻き上げていたそうです。
偽大使館がこれほど長期運営されていた理由は、
被害者が恥ずかしさのあまり通報しなかった可能性があるとの事です。
パスポート。
このテロが横行する時代、おいそれとは偽造できる代物ではなくなってきました。
国家情報局員ですら、ホームレスから戸籍を買うなどして本物を入手する時代です。
最新鋭の印刷機すらなさそうな所で偽造されたものなど、バレバレです。
まあ、偽造する側は売れさえすれば、なんでもいいのでしょうね。
偽造パスポートやビザの件はスパイ映画の見所だったのですがねえ。
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