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2015年10月21日22:54

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楽園

ナショナル ジオグラフィックの記事に、

動物の楽園になった世界の立入禁止区域5カ所と言う記事がありました。

戦争、原発事故、そして貧困が生み出すものはほとんど悲劇でしかないが、

時に人間にとっての大惨事が野生の動物に繁栄をもたらすことがあり、

紛争、放射能や化学汚染で、人間が住めなくなってしまったところに、

野生生物が戻ってきて、急速な勢いで数を増やしている土地が世界各地にあります。

記事はそう言った場所を紹介しています。

一つ目はウクライナ、チェルノブイリ原発立入禁止区域

原発事故

1986年、ベラルーシとの国境に近いウクライナでチェルノブイリ原子力発電所が事故を起こし、

4100平方キロの土地から11万6000人が避難を余儀なくされました。

この事故で立入禁止区域に指定された土地に現在はオオカミ、ヘラジカ、イノシシ、

クマ、オオヤマネコ、シカ、その他多くの動物たちがすみ着いているのだそうです。

放射能レベルが動物にとって安全ではありません、DNAが損傷を受けていることは確実ですが、

土地開発や人間が居住することのほうが、野生生物にとっては脅威なのです。

二つ目は朝鮮半島、非武装中立地帯

軍事境界線

世界で最も武装化された国境は、南北朝鮮を隔てる長さ249キロ、

幅4キロの「非武装中立地帯」。

内部には地雷、掩蔽壕、塹壕、塀、有刺鉄線があり、数千の兵士がにらみ合っています。

しかし、そこには驚くほど多種多様な絶滅危惧種が生息しているそうで、

土地は、ニューヨーク市の面積をわずかに上回る広さで、

沼地、山、平原、潮汐湿地、湖、海岸が広がり、

希少なタンチョウやマナヅル、ツキノワグマのすみかとなっています。

非武装地帯のすぐ外の民間人統制区域にも、

希少なアムールヒョウやシベリアトラがいると考えられているようです。


三つ目はコロンビアとパナマ、ダリエン地峡

ゲリラの領域

北はアラスカ州プルドーベイから南はアルゼンチンの最南端ウシュアイアまでを繋ぐ

全長数万キロのパンアメリカンハイウェイは、

途中パナマとコロンビアの国境約80キロの区間のみ道が途切れ、

人を寄せ付けない熱帯雨林や沼地、山に覆われています。

中央政府の権力弱体化のため道は整備されておらず、

コロンビア政府に抵抗するゲリラ軍をはじめ、

麻薬密売人や放浪者の温床となってます。

同時に、ユネスコ世界遺産にも登録されているパナマ・ダリエン国立公園に指定され、

広さ5750平方キロの園内にはブラウンクモザルや

ヒワコンゴウインコ、ジャガー、オウギワシなど

多くの絶滅危惧種が生息しています。

ゲリラや貧困が開発の妨げになっているのは確かですが、

道路が完成されていないことがかえって幸いし、地域の生物多様性が保たれています。

四つ目はヨーロッパ、鉄のカーテン

壁の崩壊

朝鮮半島の非武装中立地帯と違い、ベルリンの壁と鉄のカーテンは随分前に崩壊しました。

全長1万2500キロ、欧州最北端から地中海まで24カ国を通るグリーンベルトは、

かつて東西ヨーロッパを隔てる境界線でしたが、今では豊かな自然が広がり、

絶滅危惧種を含む約1200種の動植物が生息しているようです。

最後はコロラド州、ロッキーマウンテン・アーセナル国立野生生物保護区

有害な過去

デンバーのダウンタウンにそびえる高層ビルを背景に、

クロアシイタチやアメリカバイソンなど330種以上が、

ロッキーマウンテン・アーセナル国立野生生物保護区で草の間を行き来しています。

第2次世界大戦当時化学兵器製造施設が存在、

現在は保護区となった65平方キロの平原地帯は、

プレーリードッグ、ハクトウワシ、コヨーテ、シカ、その他様々な生物のすみかとなっています。

野生生物が減少している最大の原因は、生息地の消失。


記事は農業、採鉱、都市開発、工業といった人間の活動が、

彼らのすみかを破壊しているが、意外な空白が生物の楽園になっていると主張します。

崩壊しても自然保護区として残るベルリンの壁以外は、楽園と言えるかどうかです。

放射能汚染は当然動植物にも発生し、化学兵器工場は残留汚染はほぼ確実、

動物も地雷に引っ掛かるので安泰と言う訳には行きません。

第二次大戦時のアフリカでの戦闘で、イギリス軍は地雷原に駱駝を放ち、

生き延びたものの通路からその打開路を探したりしています。

本当の意味での楽園はどこにあるのか?

もし環境が良くなって数が増えても、

同じ種の動物同士でも生存競争とかが発生するので、なかなか難しい問題だと思いますね。

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