乗りものニュースに少し身近な記事が載っていました、私自身の住んでいる鉄道路線は、
線路へシカが侵入し、列車の遅延を招いたり、事故になったりしています。
線路へのシカ侵入を防止するため、ライオンの糞などの成分を線路へ散布する
といった対策が行われてきましたが、雨で流されてしまったり、
シカが慣れてしまうなど、決定打にはなっていなかったのです。
JR東海では、車両の正面下部にクッションを設置することで、
衝突したシカを線路外へ押し出し事故を防ぐ、という取組みも行われているようです。
日鐵住金建材が根本的な、なぜ鹿は線路に侵入するか?に注目した
シカ対策システムの販売を開始したようです。
シカが線路内へ侵入する理由について、「鉄分を求めて」という研究成果が出ているそうで、
線路周辺のレールと車輪の摩擦で生じた鉄粉を身体に必要な鉄分を補給しているようです。
その鉄粉を求めて線路へ入るというのが理由だそうです。
そこで鉄分を含有した世界で初めてというシカ専用誘引材「ユクル」を開発。
実際に野生のホンシュウジカ、エゾシカを対象に試験を行ったところ、
多数のシカを長時間にわたり誘引することを確認したとのこと。
そしてこれを適切な場所へ設置すれば、シカの徘徊防止、シカ被害の低減が期待できるほか、
ワナへの誘導も可能なのだそうです。
シカに対して問題意識のある鉄道事業者様、自治体様、猟友会様、環境保護団体様など、
様々なお客様にご使用頂けます。と発表したようです。
うーん、山陰線で鹿の事故が多いのは、そういう理由なのかなと少し疑問です。
いつもドライブに行く佐々里や広河原の道路は深夜になると、どこにでも鹿がいて、
クラクションを鳴らしても、のっそりした足取りで車を避けるくらい、人を舐めています。
多分に人間やその社会構成物に慣れきったせいだと思います。
ニホンオオカミの絶滅以来、大した敵もないまま過ごした結果だと思うのです。
昔、星野之宣という漫画家の作品の中に、
「動物達に人間のハードさを教えているのさ」
というセリフがありましたが、本当に必要な時が来たのかもしれませんね。
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