心学「反論」
人の意見に対してすぐに反論する癖の人間がいます。聞いている間、相手の話に欠点を探し、良い点を探すことをしません。反論、反発、欠点探しを常に探し、自分を強く見せようと不徳の言動に出てしまいます。
十の内一つでも欠点があれば、その一つの欠点を突いて来ます。食事をしながら栄養ある料理を食べても、自分に合わないとか不味い部分で評価し、それを相手の落ち度にして、自分は満足し誇ります。
人間、誰しも完璧な意見をするわけではありません。その意見や会話の中にある栄養を学べば良いのです。食事も全ての人が満足する美味しさは稀です。
欠点を探しながら聞く人間ほど、仁徳が欠けます。自分の意見もそうされたら嫌な気分になるでしょう。恕(じょ)の心に欠ける人ほど、人の欠点を探します。恕、「自分がされて嫌なことは 人にしてはならない」心です。
相手の意見を素直に聞いて、尋ねるべきことは尋ね、学ぶべきことを学び、相手の話をつぶすような反論は避けるべきでしょう。
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心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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