仁学「気分」

　仁学「気分」

「気を分ける」「気が分かれる」気分の分、これを一つではなく二つ以上あることを意味する。しかし、この分には二つを分ける分岐点があるはず。

気分が良い、気分が悪い、気分を害する。心の中にこの分岐点がある。ただ、人間によってこの分岐点の高低がそれぞれに異なる。

小さいことや些細なことで気分を害することのない人間は分岐点が高く、心の器も広く深い。すぐに気分を害する人間は分岐点が低く、心の器も狭く浅い。

自分の分岐点は分かり難いが他人の分岐点は分かり易い。他人の相を観て学べるのが「気分の分岐点」である。

腹が立ち易い人間、切れ易い人間、怒り易い人間は分岐点が低く、周囲に迷惑を掛け易い。自分の分岐点を高める為にも普段からの学問が大事、常に「仁・義・礼・智・信」五徳を怠ることなく、仁徳修養に励むように心掛ける。

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心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

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