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2020年07月06日04:01

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心学「一心不乱」

心学「一心不乱」
 
人間、二心を持つと、心は乱れ易くなる。故事に「一心不乱」とあるが、心を一つにして、心乱すことなく、ひたすら自分自身を研ぎ澄ませる。

この「一心不乱」が心の力を一気に集中させる方法である。しかし、人間、そこに邪念や迷い、不安を生じさせ、一心にはさせない。誰が邪魔しているわけではなく、自分自身の心が心を乱れさせている。心が心を乱させるこれを「二心」(ふたごころ)と云う。

この二心を悪癖として持つ人間は、物事を成就することが少ない。途中で挫折やあきらめて、周囲には適当な言い訳を創り、自分自身が傷つくことのないよう話をする。

心を増やすと、心と心は衝突し合い、心を一つにまとめることができない。その為にも自我の執着や迷い、悩みを断ち切る必要がある。

それをできる人間ならば問題はないが、普通の人はどうしても心を一つにすることに慣れていない。心の中に別の心が現れたら要注意。二心になり易いからである。

余計な心を増やさない為にも、自分の素直な「心を書く」修養に励むこと。頭で考えると同じようなことを何度も考えてしまう。

それを書いてみれば、以前に書いた内容とわかる為に、再度書くことは避け、別の方法を考える。心一つにして乱れるような心を創らないこと。

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心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

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