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2020年04月08日05:56

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心学「長短」

心学「長短」 

物事にはそれぞれ長短がある。長い棒が役に立つ時もあれば、短い棒が役に立つ時もある。短い棒が必要な時、長い棒では長過ぎて使い難い。

長い棒が必要な時、短い棒では短過ぎて役に立たない。長短、それぞれの役目と立場があり、利用の仕方によって異なる。

人間も同じでそれぞれに役目と立場があり、互いに「為すべきことを成す」ことがある。それを無視して長を貶したり、短を貶したりしてはいけない。それぞれに認めることが仁徳の初めである。

長は長でその使い道を修め、短は短でその使い道を修める。修めることによって長短双方を熟すことができる。特に短を嫌う人間は長ばかりを贔屓にし易く、人間関係に支障を来すことが多い。

人間、誰しも長所、短所があり、持って生まれた性格もあるので、変えることが難しい時もある。

その時こそ、長は短を活かし、短は長を活かす知恵を生む好機である。普段の修養として、自分と他人の長所、短所を観る修養を続ける。人生、意外と学ぶことが多いのは短所である。

長所を学び、心の栄養として人徳を高め、短所を学び、自分自身を省みて、人徳を高めることである。全ての人間は自分の鑑になる。その修養こそが生きた学問である。

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心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

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