仁学「道理」
世間で云う「道理に合わない」ことは避ける。「道理に反する」ことも避ける。道理は「まことの動き」であり、天地自然の万法である。太陽の動きを「西から東」と力説しても誰も相手にはしない。
これは天地自然の動きに反しているので、個人の異論として扱かわない。自然の動きに反すればそれは不自然、不自然とは道理に反することの事象である。
自分の主張も道理に則していれば誰も反論はしないが、道理に合わない、道理に反していれば、当然反対する人間も増える。
では、道理の原点とは「仁・義・礼・智・信」の五徳である。
この五徳に則した言動は道理から離れることなく、天地自然の道理に従い、自分自身を活かしてくれる。
普段、人生で道理など考えることも少ないはず。古来、学問の必要性を説いて来たのはこの天地自然の道理を教える為である。
道理を修め、自分の人徳を高め、心疲れない人生を過ごし、多くの人々からも慕われる人間となることである。
道理を修めることを難しいと言えば、難しくなるし、気楽に考えれば気楽になる。自分自身の心一つで心構えも異なる。
天は人間に難しい修養を与えることはなく、その人間にとって必要なことのみ与える。決して難しいと言って、自分から逃げてはいけない。
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心学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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