心学「無音」
周囲に音もなく、何も聞こえない状況でも、自分の声だけは聞こえる。この自分の声を聴き、自分の心を判断することで、人格と人徳が形成される。
自分の声が発する善悪の言葉。それを採用するか否かは自分の心。また、自分の声は自分の心から出て来る。全ては自分の心から始まる。
自分の心で思ったことが心の中で声になり、それを心で聴いている。また、その声を判断して取捨選択を行い、言動に移す。いつも何かを考え、それを心の声にして、次の言動を創る。
思うことから始まる自分の人生、中には喜怒哀楽や他人への言葉、飲食の欲望などもある。時にはその声と対話をして、悩みや迷いも創り、心を疲れさせる。
心の声を書けば無形の声が有形の文字になり、より自分自身が観えるようになる。「心を書く」修養は無形を有形にすることで、自分自身の心を観て、迷いや悩みを軽減できる。
心も声も無形、無形のままならまとめることは時間を要する。心をまとめるならば「心を書く」修養が最も無駄がなく効率が良く、自分が観えるようになる。
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心学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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