心学「心を抑える」
心には善欲と悪欲があり、その双方で自分の人格を創っている。悪欲を抑え、善欲を伸ばし、心の仁徳を高める。
自分とは自ら善欲と悪欲に分かれ、「自分」と云う人間を作っている。心を抑える力が欠ければ、悪欲が自分の心を支配し、善欲が心の隅に追いやられる。
心の葛藤は双方の欲が争っている状態、そこで自分自身が善欲に加勢をしなければ、悪欲が勝つことになる。迷う、悩みの瞬間に自分を抑える力が必要になる。ところが普段、心を鍛える修養を怠っている人間は悪欲に負ける。
心の運動や訓練は普段から心掛けないと急に行っても心は動かない。身体と同じように普段の運動や訓練を要すると同じ。
心の訓練とは「心に必要性を刻み込む」ことを何度も言い続ける。刻み込むとは「心に言い続け否定をしない」ことである。
一回や二回、心に言っても効果はない。何度も繰り返えし、言い続けることで心が覚えるようになる。これを「習う」と云う、「習う」とは本来「復習」を意味する。
「習慣」とは復習を繰り返し行い、心身が慣れるまで行うこと。習慣は習ったくらいでは慣れない、復習を繰り返すことによって慣れるようになる。
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