心学「活かされている」
人間、生まれてから死ぬまで「活かされて生きている」。「自分の力で生きている」と豪語しても衣食住全て他人の力と「おかげさま」である。「自分の力で稼ぐ」と言っても、市場や客、商品や流通がなければ稼げない。
豪語するよりは「多くの人たちから活かされている」と謙った方が気は楽だし、他人が聞いても嫌味を感じない。謙虚な人間は「生きている」とは言わずに「生かされている」の言葉を使う。この言葉を聞くことで、その人物の器が観える。
豪語の陰には「人間性として小心者」と判断する人も少なくはない。豪語は一見自信に聞こえるが、自慢か傲慢ともとらえる人もいる。出来るだけ、余計な豪語や過剰の自慢を避け、慎み深い心と謙虚な言葉が良い。
言動は人格を表すことが多いので、言葉を発する前に内容を確かめ、その言葉が持つ影響の善悪も考えよう。それを訓練することで、自ずと余計な言動をせずに済む。これも日々の修養である。
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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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