心学「悪事」

心学「悪事」

生命に関わるような悪事は絶対にすべきではない。それは自分自身の心で止めなければならない。自分が衝動的や感情的に行った悪事は、自分一人の責任だけでは済まない。自分自身を産み育てた親、肉親、家族が全て巻き込まれる。

特に人の命を殺めた場合、その周囲の人間は犯した人間以上に苦しむことになる。しかも、永遠に消えない人生の苦しみとなり、世間の日向には住めなくなる。

自分が犯した罪は法に因って裁かれ、刑務に服することになるが、肉親家族は普段の生活で他人から誹謗中傷や非難を受けることになり、精神的にも耐えられない苦痛になる。

特に身近な家族は一生の苦しみになり、人生に大きな悔いとなって永遠に残る。

自分は服役すれば罪は消えると勘違いするが、家族が受けた苦痛や悔いは消えない。何があっても命に関わる悪事を犯してはならない。

人間は人間を殺す権利や大義もない。戦争はそれを崩して殺戮を正当化する人類最悪の犯罪である。如何なる殺戮にも英雄や偉人はいない。

教育で最も教えなければならないのが人間としての「仁」と「命の尊厳」である。

＊心学道場「恕庵」　命の尊厳を教える環境創り

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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

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