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2019年07月23日23:15

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郵政カブ その3

 漸く組み上がったMD號であったが、その前に異音対策である。再び分解する。何処にも当たったり擦れたりした様な痕は見受けられない。おかしい。ミッションの座金が足りなかったので師匠手持ちのジャズのエンヂンを分解する。シリンダーの中が錆で一体化していたので物凄く苦労したが何とか分解。当該部品を…
小さ過ぎる(ノ ̄皿 ̄)ノ┫:・’.::
結局注文する。あの苦労は何だったんだ!『分解する手間省けて助かったがね』と、笑顔の師匠。まさか、知っていたのではあるまいな…!?仕方ないので作業を中止し、マフラーの詰りを解消するべくパイプスルー2本を購入する。勿論廉価版のバッタ物をチョイスする。出口をビニールとテープで完全に塞ぎ原液を流し込む。フォトそして一晩放置。ビニールを外すと溢れ出す何か。フォト水道のホースを繋いで洗浄を開始する。黒い棒の様な水流と、フォト水抜き穴から噴き出す汚水。フォト何度か濯ぎながら透明に近くなる迄洗い流す。フォト煤と言うには嫌に存在感と重量感、そして確かな厚みを醸し出していた塊が排除され綺麗になったマフラー入口フォトを見ながらマフラーを干す。そして後日。つまらない部品を組み付け再びエンヂン始動っ!やはり消えていない異音。タペット調整とかそんなレベルの音ではない。仕方ない。整備の神様の下に持ち込む。『MDはあまり弄った事ないからその道のプロを呼んでみるかい。』と、ミッション一式を譲って下さったYさんを招聘する。『花屋廃業して今日からバイク屋始めたんだいね。』え?そうなの?「じゃあお願いします。」餅は餅屋。丸投げする。開業第一号の客となる。以前、師匠にCT110のオプションサブタンクを貰い受けていたので、CT110のパーツリストを見せて頂き、サブタンクのステーと固定バンド一式を発注する。…2点除いて出るらしい。最近のホンダは有る時に注文しないと永久に入手不能となる恐れ大な為、当然注文する。問題はステーを車体に固定する金具が製造中止との事。本当に嫌がらせするな、ホンダ。まぁCTではなくMDに付けるのでそのまま付くのかも判然としなかったんでいいか。そして2日後、原因判明の電話が入る。『カムチェーンがキンクしてたで。』フォト師匠と見ながら組んでいたので変な力とかかけていない。しかし、切れかかっていたという事で危うくカムチェーン仏恥義理ロックンロールぶちかます所だった訳である。あ、危なかった。「部品出ますかね?」『一杯あるから中古で良ければ組んどくよ。』週末、伺うとメカノイズのみになったMDと対面する。『てっ!絶好調だで。このタペット調整は師匠がやったん?』と、神様。『ベスト調整だいね。』後は減速比を調整して行くしかないな。CTのサブタンクのステーが全部来ていたので序に車体への取り付け部分の作成を依頼する。因みに、Yさんは、嘗て86のインテークチャンバーを作って頂いた実績がある。快くお引き受け頂き帰宅。再び2日後、取り付け終了の連絡が入る。早いな。週末に引き取りに行く。アルミ部材で作成された車体側取付金具に綺麗に収まっているサブタンク。素晴らしい!まるで長距離郵便配達車輛の様な雄々しさが醸し出されている。フォト早速試乗してみるが…何だろう、各ギア共にもたつきや変なギクシャク感が半端ない。速度も60キロ出るか出ないかと非常に心許ない。混合気が薄すぎるな。ニードル位置を一杯に上げてみたがその程度でどうこうなる様な問題ではない。こんな事もあろうかと用意しておいたCT110の気化器と換装を試みる。MDのアクセルワイヤだと短い事が判明。気化器側のワイヤガイドを加工する。ダイスでネジ山を増し切り、切った分の5粍を切断。換装に成功する。燃料パイプも2糎程短かったので交換し試運転。おおっ!普通の乗り味になったぞ!これ以上はする事が無くなったので青空號に積み込み帰宅。後日、各部の点検と整備を行い試し乗りを行う。三才山トンネルは原付料金が安くて助かる。雨もなく快適な走りに心躍る。軽井沢を抜ける頃には完全に避暑地ツーリングである。当初よりリア1丁上がっているのでトルクフルになっている筈だが、それでも力が薄い気がする。このエンヂンの不思議な所は組み立て後、暫く走らないと調子が出て来ない所である。ジワジワと最高速が出る様にはなって来たが3速時代の最高速と左程変わらない印象。体感的には4速が力不足で負けているので、フロント1丁落とししてさらにトルクを増す方向に振れば走るのかもしれない。気分よく走っていたのに雨なんて聞いてねぇぞ。その内止むだろうと雨具の上衣だけ着る。ワハハハハ。まさかそのまま土砂降りになろうとは新手の嫌がらせかゴラァ!もうどうしようもないのでそのまま走り続ける。定評のあるアンダーカウルが全く役に立っていない。ずぶ濡れである。そのままひごのかみさん宅に向かう。何故か大いに呆れられる。アンタだってCD125で松本来たりしてんだろ!釈然としないまま玄関で着替えさせて頂きお手製ハンバーグと秘蔵の日本酒を頂戴する。ご長男も奥方もお元気で何より。歓待して頂き翌日帰宅する。まだセッティングが煮詰まってないなぁ。もう暫く走り込むしかないのか。こうして第一期試乗が終了したのであった。

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