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2019年12月09日09:59

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コラム816:「3度目の正直」VS「2度あることは3度ある」

日本人として日本語を勉強していくに従い、以下の文章に関して「矛盾しているのではないか?」と疑問を抱いた経験が誰しもあるはずです。
 
「3度目の正直」
「2度あることは3度ある」
 
かつて、学生時代の私は疑問を抱いていました。
これらは日本語の中でも昔から多くの方々が用いている言葉ではありますが、2つ並べてみると「最大の防御力を備えた盾」と「最高の攻撃力を備えた矛」といった関係(つまり矛盾)が成立し、それで「どっちが本当なんだ!」という、感覚に囚われます。
 
ただ年齢を重ね、様々な社会経験を積み重ねていくなかで、本来の意味を理解できるようになってゆきました。
 
結論から先に述べると・・・
言葉の真贋という観点からすると、どちらも「真」となります。
分かり易く言うと、つまりは「どちらも本当である」ということです。
 
このテーマのコラムは、ここで終わりにしてもいいのですが・・・もう少し書いてみましょう
 
 
「3度目の正直」
・努力の継続
・諦めない心構え
・頭よりも身体で覚える
 
「2度あることは3度ある」
・煩悩に従って生きると同じことを繰り返す
・波に乗っているときは、どんどん進んでいく
・反面、ダメなときは、とことんダメになっていく
 
それぞれの言葉の表だけを判断することなく、真意を解釈すると、決して矛盾していないことにまず気が付きます。
 
 
「3度目の正直」ということに関しては、心が広い人を対象とした許容範囲のリミットの様なもので、個人的に3度チャレンジしてダメならば、「2度あることは、3度はもちろん4度も5度もある」という考え方を個人的にしています。特にこの「行動」のモチベーションが「損得」とか「快楽」などが起点であればあるほど、「3度目の正直」にはならないはずです。
 
浮気を繰り返す人、違法薬物で何度も逮捕される人、盗みを繰り返す人・・・
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