高卒の求人募集で各企業が学校へ来る。4月から5月にかけて各高校の就職担当やホーム担任が手分けして卒業生の就職先を回り、働いている様子や次年度の求人情報を聞く。ほとんどはまだ未定である。
石川県では10年ほど前から就職専門員が高校へ配置された。教員OBが多く複数の高校を担当するが、彼らはほとんど飛び込みのような形で企業にアポをとって新規開拓・訪問する。現役の変なプライド?もなく本当に腰を低くして行くのですごい。
若い時には就職クラスの担任もしたが、その時は何もわからなかった。定年前の数年間就職担当になり企業訪問や就職指導をして、いろいろ考えさせられた。
自分は言われなかったが、他の教員でストレートに言われたのがいる。
「景気がいい時はあんたの所へ行く生徒なんかおらん、と鼻にも引っ掛けなかったのに、不況になって雇ってくれんかと頭を下げてくるなんてどんなんや」
学校に求人募集に来た人の相手を就職担当がすればいいのだが、授業もあったりして、手の空いている教員が相手をする。企業は手土産(のおかし)はもちろん本当に腰が低い。それをエラソーにふんぞり返って相手をする。そんなのが結構いた。年配も若手もである。
リーマンショックの時の就職はひどかった。製造業がほとんど採用中止になり、残ったのは福祉や小売りぐらいで生徒の向き不向きに関係なく、なんとか押し込まないと先が見えないという状況になった。
今年はおそらくそれ以上になる。リーマンショックの時は進学に切り替える方法もあったが、今回は給料が減って体力が落ちているのでそれも難しい。さてどうなるのか。
日本国憲法第2章第九条を守ろう!
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