段取り

ホーム（２棟、合計８人）は当初１２月から運営されるはずだったが、１月に延期になった。とりあえず入居者はいないけれど、いつ入ってもいいように準備してくれ、とのことで正月明けから夜勤シフトになった。

仕事は夜勤＋朝食の準備である。でも無人のホームで一人泊るのも寂しいし、時給も発生するので最小限のことだけをするために通った。来週末に一人体験入居が入るのでいよいよ動いてね、と言われて、さてじゃあ朝食の準備か。

もう一人の夜勤は炊飯器で作ったことがないし、朝食の準備と言っても何をしたらいいかわからないから、一度社長がいる時に行って説明を聞きたいと言ったら「忙しい」でなくなったので、今週自分の夜勤シフトの時に聞きに来た。そこに自分と交代する夕方のシフトの女性がいたのだが、ここでもめた。彼女は「そんなもん説明書読めばわかる」である。他にもいろいろ食事関係のことで聞いたら怒って帰った。すぐに社長からメールと電話が来た。

「今まで時間もあったのにそれくらいしてないのか」と。

自分にしてみれば炊飯器のやり方なんて大したことないのだが、どういうものを提供するかということが決まっていないとわからないのだ。家事に慣れていない彼にしてみればもっと切実である。「こんなことまで夜警がするの？」である。

結局段取りの悪さんなのだ。食事も含めて、誰もいないこの時期だからこそ集まってやっておかないといけなかったのだ。人が入ってからでは遅すぎる。


日本国憲法第２章第九条を守ろう！

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