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2022年01月16日17:51

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【教訓】なぜ、無能 乃木が旅順攻略を任せられたか・・・日清戦争の成功体験が大失敗に繋がった。

203高地で多くの将兵を死に追いやった乃木の責任は大きい。「昔取った杵柄」を過信してはならない、「過去の栄光」をひきずってはならない典型といえるだろう。

まあ日本陸軍の上層部の多くも 乃木と同じように旅順要塞など日清戦争の時の様に簡単に攻略できると慢心していたのだろう。

その後、旅順要塞は多くの将兵の血を流して 攻略できた。
しかし、その攻略の主因は、歩兵の銃剣突撃ではなく、十分な準備砲撃、物資・兵員の集積であったことを、昭和の日本陸軍は忘れてしまう。

日中戦争において、攻めれば逃げる中国軍相手に再び慢心を重ね、ノモンハンや太平洋戦争で強敵に当たった時に大損害を出して敗北した。

何故 教訓が生かせなかったのか・・・それは明治帝に殉死した乃木を「軍神」に崇め奉り、科学的合理性より精神論が優先するようになったからだ。

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「乃木希典」なぜ日清の経験が過信されたのか

日露戦争中、第1回旅順総攻撃直前の明治37年(1904)6月、大本営陸軍部は人事を異動し、編制も改正した。

現場では第一〜第四軍編制となり、乃木希典大将率いる第三軍は旅順攻略が任務となった。

いずれ援軍にやってくるロシアのバルチック艦隊を海軍が破るためには、陸軍が旅順の山々に点在する敵要塞を占領して、旅順港内に「籠城」しているロシア第一太平洋艦隊の主力旅順艦隊を砲撃しなければならなかった。

乃木が旅順攻略を任されたのには理由があった。10年前の日清戦争で、わずか1日で落とした功績があったからだ。

「昔取った杵柄」を活かせというわけだ。

敵がロシアに替わり、要塞が堅固になっているにしても、容易に落とせると、だれもが思っていた。満州軍総参謀長の児玉源太郎大将も「10日もあれば落ちる」と踏んでいた。

だが第1回総攻撃では5万7百余人中、死傷者1万5800人。第2回総攻撃では4万4千人中、死傷者3830人を出してしまう。

大本営では「乃木を更迭しろ」との声が多かったが、明治天皇の「乃木を替えてはならぬ」の一言で見送られた。

明治天皇は、西南戦争で軍旗を奪われて以来、死に場所を求めて戦いつづけている乃木を思い、更迭させなかったのだ。まして乃木の長男は5月に戦死している。

そして満州軍総司令官大山巌大将の「多大の犠牲をもあえて辞することなく必勝を期すべし」の命令により、第3回旅順総攻撃がはじまった。

選抜決死隊「白襷隊」が突撃したのだが、敵味方の区別をつけるための白襷がサーチライトに照らされ、かえって目立ち、狙い撃ちされる始末だった。

ここにいたり、乃木は攻撃目標を203高地に変更する。いったんは占領したものの、すぐに奪い返されてしまう。

この第3回旅順総攻撃で、乃木は次男をも失った。

児玉は激怒した。

このまま第三軍が全滅するようなことになれば、連合艦隊の敗北はおろか、南下してくるロシア軍と対戦しているほかの陸軍は挟撃され、敗走すらできなくなる。日露戦争のすべては第三軍の203高地攻略にかかっていた。

「自分が行くしかない」と決めた児玉は、総司令官大山に委任状を書いてもらい、現地に向かった。記者団に「陣中見舞いだよ」とごまかしたのは乃木のメンツを思ってのことだった。

203高地を見渡せる高崎山で、児玉は乃木に指揮権委譲を持ちかけた。

児玉は、203高地を占領するため重砲陣地を高崎山に移動させ、203高地占領後は28センチ榴弾砲を15分ごとに一昼夜連続して撃ちつづけることを命じた。作戦に反対する参謀に、児玉は一喝した。

「陛下の赤子をいたずらに死なせてきたのはだれであるか。掩護射撃をすれば味方を撃つこともあるかもしれん。しかし従来の作戦を続けるより、兵の損失ははるかに軽微だ」

そして12月5日午前9時15分、203高地への突撃がはじまり、午後1時には203高地に日章旗がはためいた。乃木が半年かけても落とせなかったものを、わずか4時間足らずで陥落させたのだ。

203高地で多くの将兵を死に追いやった乃木の責任は大きい。「昔取った杵柄」を過信してはならない、「過去の栄光」をひきずってはならない典型といえるだろう。

だが、われわれが忘れてはならないことがある。

それは「結果」だ。

203高地占領が、日本海海戦での海軍の勝利を導いたという「結果」なのだ。

https://president.jp/articles/-/1266?page=1

ま、203高地攻略によって、旅順艦隊は壊滅し、日本海軍は全力でバルチック艦隊を迎え撃てた・・・そして、その勝利に慢心し、第二次大戦で日本海軍もアメリカ海軍相手に大敗北することになる。

■もちも肉も入った「乃木うどん」 目指すは海軍カレー並みのブランド
(朝日新聞デジタル - 01月16日 13:27)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6814760
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