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2019年12月13日12:05

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ローラ・アフメートワ『戦争で一番恐ろしかったのは、男物のパンツをはいていることだよ。』 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチより

狙撃手 ローラ・アフメートワ二等兵『何を言って欲しいかわかっているさ。あたしが一番戦争で怖がっているのは『死』だって答えると思っているんだろ?死ぬことだって。(残念、違うんだよ)』

『そうだろう?あたしはあんたがたジャーナリストってものを知っているからね』
『戦争で一番恐ろしかったのは、男物のパンツをはいていることだよ。』

『これは嫌だった。これはあたしには・・うまく言えないんだけど・・・第一、とてもみっともない・・祖国のために死んでもいい覚悟で戦場でいて、履いているのは男物のパンツなんだよ。滑稽なかっこうしているなんて、バカげているよ。間が抜けていて』

『その頃の男物のパンツって長いものだったんだ。ガバガバでつるつるした生地で縫ってあて、あたしたちの土壕(塹壕)には十人の女の子が居て、みな男物のパンツを履いていた』
『まったくどうしょうもない! 夏も、冬も四年間だよ』


(戦局は逆転し、私たちの部隊は)ソ連の国境を超えた。・・

『政治教育で政治将校が言った表現によれば、≪獣どもを巣に追い詰めた≫ってわけよ』・・・

そしてポーランドに入った最初の村で新しい衣服が支給された。

『そして初めて、女物のパンツとブラジャーが貰えたんだ。戦争中、通して初めてだよ。わかるよね・・・・あたしたちは初めて当たり前の女物の下着をもらったんだよ』

『どうして笑わないのさ』


・・・そしてインタビューの女性記者は涙を流す。


■米が中距離弾道ミサイル発射実験 軍拡競争拡大の恐れ
(朝日新聞デジタル - 12月13日 06:58)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5900132


第三次世界大戦は、核ミサイルの撃ち合いで数時間で終結するかもしれませんが、その後も泥沼な地上戦、地域紛争が続くと思います。

憲法9条なんて、後生大事に抱えておいたり、自虐史観に囚われた一部の老人の戦争体験に耳を傾けるだけでなく、多元的に物事を聞いて自分で考えることが大事だと思います。

誰だって戦争は嫌でしょう。でも、本当に戦争を回避するためには、ただ戦争を忌避するのではなく、いかなる理由で戦争が起きたか、そしてどのように戦われたかを知らないと次の戦争で、日本はローマ帝国に滅ぼされたカルタゴの二の舞を踏むかもしれません。
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