mixiユーザー(id:1525854)

2019年12月02日10:56

200 view

「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」

戦争は二種類の目的が設定されうるものであり、敵の完全な打倒という戦争目標(全面戦争)と敵国の国土の一部を攻略占領という制限された戦争目標(限定戦争)が考えられる。

前者の代表が欧州大戦(第一次世界大戦)や第二次世界大戦であり、
後者も代表がベトナム戦争やイラク戦争・各地の内戦など陣取り合戦、嫌がらせ合戦である。

そして、現在では戦争とは直接、砲火・銃火を交わることではなく、謀略・調略・宣伝戦など血を流さない戦争・・・それは既に始まっている。

孫子曰く『戦わずして勝つのが上策である』と言われるが、
いまの日本は戦争を恐れ、忌み嫌っている。

『血を流すのを恐れるものは、血を流すのを厭わぬ者に敗れる』

カルタゴがローマに滅ぼされた例など、これを如実に示す良い例だ。 このことを考えた時、今の日本は非常に危うい状況にある。

如何に最新の装備、最高の訓練を施した自衛隊といえども、シビリアンコントロールの下にある限りは政治家が『戦うな』と命ずれば戦うことはできない。

北朝鮮や中国は、戦争で血が流れるのを厭わないだろう。
いや、実際に血が流れる戦争に至らなくても、決して妥協しない、譲歩しないという瀬戸際外交を軍事力を背景に繰り返している。

その結果、日本は『戦わずして負ける』と言う、戦略的・外交的大敗北を繰り返している。

クラウゼヴィッツは『軍事を知らぬ政治家は経済学を知らない経営者だ』とも述べている。欧米の一流大学ではどこでも法学や政治学とともに軍事学も講座があり、学生は学んでいる。アメリカなどは予備役将校訓練課程(ROTC)という一般大学で予備の士官教育も行っている。東京大空襲を指揮したカーチス・ルメイや湾岸戦争の参謀長だったコリン・パウエルなどはROTC出身者だ。

また、軍人に限らず、歴代大統領でも多くがWW2などで軍役についた政治家が数多く居る。『軍事アレルギー』に陥っているのは、我が日本だけだ。

戦争とは、相手がいて成立するものだ。日本だけが戦争をしないと宣言したところで、血を流すのを厭わない侵略者はどんどん侵略の手を緩めない。


■北朝鮮がミサイル発射の土台増設 新たな軍事挑発準備か
(朝日新聞デジタル - 12月02日 06:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5885824
11 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年12月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031