mixiユーザー(id:1525854)

2018年09月07日03:24

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ウリミバエは日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている生物で唯一根絶に成功した生物である。

沖縄ではウリミバエの根絶に不妊虫放飼で20年を費やし、経費は全体で204億円に上る。この間に放飼されたハエの数は約530億7743万匹に上る。たった一匹だろうがハエを入れて繁殖させてはならない --

その一匹が雌で受精卵を持っていたら、再び大繁殖につながる恐れがあるのだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%90%E3%82%A8 


ウリミバエを防除する方法として不妊虫放飼と呼ばれる手段がとられた。これは、羽化2日前にガンマ線を照射して不妊化した飼育個体を大量に野外へ放虫して野生個体の繁殖を阻止する方法で、個体数を減らし、最終的に根絶を目指すものである[2]。繁殖力が高く、世代交代が早いハエ類だからこそ、効果を発揮する方法で、ウリミバエに対するこの技術はマリアナ諸島で1963年に最初に確立された[2]。不妊雌は繁殖能力がないものの、交尾行動は正常に行う[3]。また、不妊雌は産卵管を果実などに挿入して被害を出すことは極めて少ない[2]。しかし、マリアナ諸島での根絶以後は世界50の地域で試されたものの、一度も成功していない。原因として個体数の把握ができなかった事にあり、そこで採用されたのがマーキング法(一区画に仕掛けられたトラップに入ったマークしたオスと野生のオスの割合に基づき、その区画の個体数を割り出し、最終的に島全体のウリミバエの数を推定する)と呼ばれる調査方法である。[4]その結果、実験地に選ばれた久米島では約250万匹のオス(メスも同数として約500万匹)が生息しているのを始め、沖縄全体では最終的に3億匹まで増殖した。最初は石垣島にあった増殖施設で週100万匹の生産だったが、後に大規模な増殖工場が建設されて[4]週に1-2億匹を生産できる体制を整え、久米島ではバケツに入れた蛹が羽化して放飼する方法を採ったが、沖縄諸島等ではヘリコプターなどを使って週に250-400万匹が放虫された[2]。こうした大規模な取り組みによって、1993年に根絶を達成することができた[3]。根絶までに費やした経費は全体で204億円に上る[2]。根絶に成功した現在でも、再侵入の危険性が高いと予想される地域では不妊虫放飼が継続されている[3]。


沖縄のウリミバエ根絶はプロジェクトXでも取り上げられたが、ガンマ線を当てたとはいえウジ虫を大量に育てて繁殖するのは大変悪臭がする。そのせいでそれに関わった県職員の方は吐き気を催し食欲も大変落ちたそうだ。

その努力を無駄にするようなハエの侵入を許してはならない。



欧州にも認められた中国を代表する果物、たったハエ一匹で日本に輸入を拒まれた!=中国メディア
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=5277135
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