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日記一覧

アンドレイ・ググニン ピアノリサイタル(9月28日、浜離宮朝日ホール) 今年7月シドニー国際ピアノコンクールで優勝の、ググニンのリサイタル。ベートーヴェンの「幻想曲作品77」は、冒頭のfの下降フレーズの切れ味が鋭い。激しい打鍵も芯はぶれず、強靭な

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(9月25日、東京芸術劇場コンサートホール) 84歳の巨匠は、ゆったりとした足取りで登場。その時点ですでに存在感を放つ。いつものように指揮台はなく、背にはバーはあるが立ったまま、長い指揮棒を使って、簡潔な指揮をする。 最初は『白鳥の湖』から5曲。

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(9月24日、サントリーホール) ユベール・スダーンの公演に賭ける気持ちがひしひしと伝わってくる公演だった。演奏者もスダーンの気持ちに応えるように、ベストのパフォーマンスを繰り広げた。こういうコンサートに立ち会うと、本当に幸せな気持ちになる。

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モディリアーニ弦楽四重奏団+アダム・ラルーム〜シューマン・プロジェクト1842(9月23日、王子ホール) 第1ヴァイオリンのフィリップ・ベルナールが腕の故障のため、モディリアーニ弦楽四重奏団の先生とも言うべき、元イザイ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン

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 (9月16日サントリーホール) 皮肉なことにロペス=コボスもアチュカロもアンコール曲がよかった。肩の力が抜けて、本来の自分を取り戻したように思えた。コボスの指揮したヒメネス『サルスエラ間奏曲』は、生命力にあふれ、土の匂いがするような野性味と

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パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団 (9月15日サントリーホール) ヤルヴィN響の真価は、NHKホールではわからないことを痛感。サントリーホールで聴く彼らの演奏は世界のレベルに達していることを感じさせる。 ムソルグスキー(ラヴェル編曲)「展覧会の絵」

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(9月9日サントリーホール) 上岡敏之がドイツから日本に拠点を移し、新日本フィルの音楽監督としてスタートする第1回のコンサート。そのわりには、花が飾られるといった華やかさはなく、ふだんの定期演奏会のような雰囲気。聴衆の入りも90%前後あるが、満

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(9月8日NHKホール)「巨人」「復活」で忘れがたい名演奏を聴かせてくれたヤルヴィとN響だが、今回の「千人の交響曲」は、見事にコントロールされたオーケストラの精度と合唱のまとまりの良さには感心したものの、感動という段階まで至らなかったのは、曲の性

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(8月30日 東京文化会館) 同じオーケストラでも指揮者によって大きく変わることを1日にして知る。昨日ジェームズ・ジャッドと忘れられない演奏を聴かせてくれたアジアユースオーケストラを、今日は芸術監督のリチャード・パンチャスが指揮したが、正直面白

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