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日記一覧

前立腺癌という病から、二ヶ月ぶりに復帰した尾高忠明(読響名誉指揮者)によるチャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」。病が尾高に何らかの影響を与えたのでは、と思えるほど壮絶な演奏だった。詳しくは「音楽の友」(12月号)のコンサートレヴューに書

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出場者に共通するのは、テクニックの確かさ。ただ音色の種類やタッチの多様性、デュナーミクの振幅の大きさ、奥深い音楽表現は、経験の差も当然あるにしても、現役のプロに較べると、まだまだ。正直言って4人の差はそれほど大きくないと感じた。詳しくはベイ

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小泉和裕の本領は、後半の「交響曲第5番《運命》」で十二分に発揮された。これぞ巨匠の至芸という言葉がふさわしい、重厚さ、重み、響きの奥深さがあった。引き締まった音、速いテンポだが、揺るぎない強靭な響きが維持されていた。写真:小泉和裕(c)神奈川

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レーニンガーの印象を一言で言うなら、「フレッシュで、スッキリ爽やか」。音楽の見通しが良く、楽器ごとに各声部を美しく鳴らす。色彩感もある。最も演奏頻度の高い《未完成》《運命》《新世界より》を、説得力のある自分の音楽として、新鮮に聴かせた。写真

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第14回 Hakujuギター・フェスタ 2019 音楽の旅〜ドイツ・オーストリア 第二夜(8月17日)昨夜に続く第二夜Part1は福田進一のソロ。福田が「Hakujuギター・フェスタは毎年甲子園に出場するようだ」と言うだけあり、気合の入った充実した演奏が繰り広げられた。

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第14回 Hakujuギター・フェスタ 2019 音楽の旅〜ドイツ・オーストリア 第一夜【出演】荘村清志、福田進一(ギター)、河野克典(バリトン)河野克典の柔らかな声によるシューベルトの歌曲やブラームスの民謡集が、福田進一のヴィンテージギターに合わせて、優し

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(8月15日、東京芸術劇場コンサートホール)黒柳徹子と尾高忠明は様々な縁があり、親しい友人同士でもある。芥川也寸志の「弦楽のための三楽章《トリプティーク》」から第1楽章」が、予定されていたプログラムに急遽追加されたのは、二人よるトークの打ち

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村治佳織によるロドリーゴ「アランフェス協奏曲」が本当に素晴らしかった。フレーズひとつひとつに意味があり、フレーズが連なり旋律となってひとつの物語となる。村治佳織の演奏は中身の濃い文学を読むような深みを感じさせた。https://ameblo.jp/baybay22/e

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ディアナ・ティシチェンコは弓圧をあまりかけない繊細な弱音が強み。ハーモニクスや高音も自由自在で、テクニックは安定している。今日はラヴェル、エネスク、プロコフィエフの「ヴァイオリン・ソナタ」にシマノフスキ「神話」という盛沢山のプログラムだった

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