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日記一覧

6年ぶりに聴く庄司紗矢香は長足の進歩を遂げており、大ヴァイオリニストに変貌していた。スケールは広大で表現が信じられないほど深くなった。アンコールのバッハは聖母マリアの優しさに包まれるようだった。ペンデレツキ指揮ベートーヴェン「交響曲第7番」

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鳩山会館での渡邉曉雄生誕100年記念 写真・資料展に行ってきました。 貴重な資料、写真、肖像画が展示されており、見ごたえがありました。パンフレットはとても充実した内容で、ゆかりの方々のメッセージも温かく、先生のお人柄が偲ばれます。 鳩山会館は音羽

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鈴木雅明と紀尾井ホール室内管弦楽団の組み合わせは、すごいことになりそうな予感がしたが、的中した。紀尾井ホール室内管のこれまで聴いたコンサートの中でも、内容の濃さと面白さでベストのひとつだった。写真:(c)紀尾井ホール詳しくはベイのコンサート日

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チョン・ミンはフレーズや大きな盛り上がりをつくる際の指揮ぶりが父チョン・ミョンフンを彷彿させる。チャイコフスキー「交響曲第5番」の絢爛豪華な終結部は壮大なクライマックスを築き、チョン・ミンの実力を知らしめるものがあった。詳しくはベイのコンサ

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日本モーツァルト協会第610回例会 《バッケッティのピアニズム》アンドレア・バッケッテイ(ピアノ)(6月17日、東京文化会館小ホール)バッケッテイは音楽の本質を即座に掴み取る。バッケッテイの何物にも束縛されない、とらわれない、自由で純粋な音楽を聴

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チャイコフスキー「マンフレッド交響曲」は第4楽章で第1楽章の終結部が壮大に回帰して劇的に終わる「原典版」。個人的にはオルガンが鳴り響き、マンフレッドが救済され余韻を残して終わる「改訂版」が好み。このコンサートでは、オーボエの荒絵里子の存在が

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本日(6月18日)発売の「音楽の友」7月号カラーページに私が書いた記事が2本掲載されています。その1インタビュー:「上岡敏之シューベルトを語る」(14-15p)今年9月から始まる新日本フィルの新シーズンで、音楽監督4年目を迎える上岡敏之がシューベルト

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沼尻竜典のマーラー「大地の歌」は暗澹たる暗さとは違う、青春の爽やかさ、感性の新鮮さがあり、厭世的で、絶望的な暗さとは異なるアプローチを感じさせた。情念の塊のような演奏とは違う解釈はとても良いと思う。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://

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アレホ・ペレス(指揮) 東京都交響楽団 極彩色の《ペトルーシュカ》と《三角帽子》(6月8日、東京芸術劇場コンサートホール)オペラ指揮者として経験が豊富なペレスは、バレエ音楽も「つかみ」がうまい。聞かせどころを心得ている。何よりも色彩感が豊かで

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久しぶりのCDレヴュー。川上徹の「コダーイ《無伴奏チェロ・ソナタ》」(レーベル:EXTON 品番:VCL-00686)は、第1楽章冒頭から熱く生々しい演奏に圧倒された。「気宇壮大」という言葉がふさわしい。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp

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諏訪内晶子をソリストに迎えたフィンランド、ヘルシンキ生まれの指揮者、作曲家エサ=ペッカ・サロネン「ヴァイオリン協奏曲」は楽しめた。作曲者自身が自作について語った言葉を聞きとってみた。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay2

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アンデルジェフスキは私がこれまで聴いてきたピアニストの演奏と何かが違う。しばらく聴いてわかったが、アンデルジェフスキは作品だけと対峙している。ピアノを通してひたすら作品と向かい合う。アンデルジェフスキにとって演奏とは作品と自己との対話であり

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「将棋の羽生善治九段(48)が4日、東京都渋谷区の将棋会館で指された王位戦挑戦者決定リーグ・プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)を下し、通算勝利を1434として歴代新記録をマークした。」とのニュース。 歴代3位1324勝、最高齢現役(2017年6月20日引退)、最高

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ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界より》」が名曲であることは認めつつも、言葉は悪いが「手垢のつくほど」演奏され、あえて聴きたいと思わない曲ではある。しかし、アンドリュー・リットン&都響は実に新鮮に聞かせてくれた。リットンは初めて譜読みする

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オーケストラ配置がユニーク。コントラバス6台は舞台正面に横一列で並ぶ。第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンは同人数12人の対向配置。チェロとヴィオラも同人数8人で対向。シューマン「交響曲第2番」はヘレヴェッヘが考えた配置が効を奏した。各セクション

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個性的な音を持つブランデンブルク国立管弦楽団フランクフルト。オーケストラが一体となって残響の多い響きを創っている。これは彼らが本拠地としているカール・フィリップ・エマヌエル・バッハホールがかつて、フランシスコ会修道院の教会だったことからきて

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美しく、みずみずしい、きめ細かな表情を持つブルックナー。過去様々な名指揮者のブルックナーを聴いてきたが、ネルソンス&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏は、磨き抜かれた美しさの点では筆頭かもしれない。しかし、「感動」という点では何か

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