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mixiユーザー(id:15218407)

日記一覧

アンコールで、モンテーロは客席に向かい、『即興のテーマを誰か歌ってくれませんか。なんでもいいです。日本の歌でも、ポップスでも』と話しかけた。すると、『さくら!』という声があがり、モンテーロが「では歌ってください」というとその男性は、美しいバ

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2009年ブゾーニ国際コンクールで優勝のミハイル・リフィッツの印象を一言で言えば、『完璧なテクニックの現代的なピアニスト。醒めたクールな演奏』。シューベルトよりもショスタコーヴィチが合っていた。デッカからCDを発売していることもあり、得意としてい

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93歳のピアニスト、ルース・スレンチェンスカの初めての東京公演。19世紀のピアニストが現代に現れたらスレンチェンスカのように弾くのではないか。驚いたのは、演奏がものすごく若々しいこと。目をつぶって聴いていると、少女がピアノを弾いているように思え

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明るく幸せな、色彩感に富むマーラーの第9番だった。第4楽章最後「死に絶えるように」ヴィオラが最後の最弱奏を弾き終わり、音が消えてから15秒の静寂が続いた。ここでも悲しみや、諦念はなく、響きの美しい絶対音楽のように思えた。カンブルランはこの曲の何

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レーピン、ヴェンゲーロフ、樫本大進、庄司紗矢香、川久保賜紀、神尾真由子、三浦文彰といった人気ヴァイオリニストを育て、今やヴァイオリニスト育成について揺るぎない評価を確立しているザハール・ブロンが、8歳の時から面倒を見ている愛弟子、服部百音と

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ブルックナー「交響曲第9番」は、第2楽章スケルツォが凄絶。これまで内外のオーケストラで聴いた中で、最も衝撃的だった。全管弦楽の咆哮は、この世の終わりが来たかと思わせるような、震動とエネルギーで迫ってくる。狂気にかられたような、常軌を逸したよう

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対位法的に進行していく《さすらい人幻想曲》第4楽章は、この日の演奏の白眉。火の玉となって邁進するがごとく、レオンスカヤの凄まじい気迫が込められた強烈な音が会場を震わせる。この《さすらい人幻想曲》こそ、全曲ツィクルスの頂点だと確信させるものが

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カンブルランは、《春の祭典》をショーピース的スペクタクル音楽としてではなく、リズム、音色、響きを極限まで研ぎ澄まし、強靭な構造を持つ揺るぎない音楽として再構成したかったのではないだろうか。最後の一撃は、かつて体験したことのない総毛立つような

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オッコ・カムは果たしてシベリウスの交響曲第2番を何度指揮しているのだろう。特にシベリウス生誕150年の2015年はこの曲を指揮して世界中を回ったのではないだろうか。完全に手の内に入っていることをうかがわせ、新日本フィルから確信に満ちた音楽を引き出し

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ピリスの悟りのような演奏を聴き、感傷的な涙を想定していた自分の居場所がなくなるような思いがした。ピリスのアンコールは、このコンサートを締めくくるにふさわしい作品が選ばれた。ベートーヴェン最後のピアノ作品、「6つのバガテル」から第5曲クアジ・ア

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楽しく、ほっとする温かい歌曲の夕べだった。フォークトが奥様のシルヴィア・クルーガーとむつまじくデュエットする曲はどれもチャーミング。フォークトのアンコール、レハール「友よ人生は生きる価値がある」は渾身の歌唱で、オペラ歌手フォークトの面目躍如

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壮絶と言えるマーラーであり、大野和士都響の力演は大いに讃えたいが、個人的には感動はしなかった。心が動かされることはなかった。なぜか。理由は、力で押す大野和士のマーラーに共感できなかったこと。詳しくはベイのコンサート日記に。↓写真:大野和士(

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読響アンサンブル・シリーズ《長原幸太リーダーによる室内楽》(4月9日、よみうり大手町ホール)に行ってきました。曲目はメンデルスゾーンとエネスコの弦楽八重奏曲。今回プログラム解説を書かせていただいたのですが、大変だったのは資料の少ないエネスコの

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シルヴァン・カンブルラン 読響 佐藤俊介(ヴァイオリン)(4月8日、東京芸術劇場コンサートホール)佐藤俊介の弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」はノン・ヴィブラートの端正で艶もある音。洗練されたフレーズ感とアーティキュレーショ

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ダン・タイ・ソンを表す有名な言葉として「ピアノにハンマーがあることを忘れさせるピアニスト」(仏ル・モンド)があるが、今日はまさにそれを実感した。ショパン「ピアノ協奏曲第2番」の第2楽章中間部はショパンの話す声が、つぶやきが、ため息が、嘆きが聞

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ウルフ・シルマーのオペラを知りつくした精妙で引き締まった指揮。それにこたえるN響の演奏も完成度が高い。三階正面と左右に配置されたバンダの金管も正確で輝かしい。コンサートマスター、ライナー・キュッヒルは今年もN響を激しく動く弓で牽引していた。

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篠山春菜ヴァイオリン・リサイタル (4月1日、サロン・テッセラ)4歳からブラジルでアメリカ人教師の下でヴァイオリンを始め、現在ザルツブルク・モーツァルテウム大学在学中の篠山春菜(しのやまはるな)。日本人ばなれした音楽性がある。身体から音楽が湧き

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マーク・ウィグルスワース 東京交響楽団 ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)(3月31日、サントリーホール)ウィグルスワース指揮のブルックナー「交響曲第4番《ロマンティック》」はなんと56分の快速演奏(録音ではクレンペラー&ケルン放送響の54分、レ

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上岡敏之 新日本フィル 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン) トパーズ<トリフォニーシリーズ>(3月31日、すみだトリフォニーホール)ソロ・コンサートマスターの豊嶋泰嗣が弾くバルトーク「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、精巧なガラス細工のような繊細さがあった。

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『ミュージック・ペン・クラブ・ジャパン MPCLAND The レヴュー4月号』が発行されました。今回は下記のコンサートについて書きました。1:日本モーツァルト協会第596回例会2:マルク・ミンコフスキ レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル3:長谷川ゆき ピアノ

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