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日記一覧

ケンショウ・ワタナベのマーラー「交響曲第1番《巨人》」は、若々しく溌剌とした表情があり、名演だった。東京フィルもワタナベを盛り上げるように集中力を発揮した。第4楽章最後のクライマックスは、爽快ともいえる解放感とカタルシスをもたらし、場内から

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ステージに颯爽と登場した知的な風貌のトマーシュ・ネトピル。指揮はダイナミックで切れ味がある。音楽の構造ががっしりとしている。オペラとコンサートの両方で活躍しており、作品の様式に合わせ演奏の表情を変える柔軟性もある。2002年ショルティ国際指揮者

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(11月22日、ミューザ川崎シンフォニーホール)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、バランスの良い品格のあるオーケストラ。艶々とした弦、まろやかな木管、奥行きのある金管。ラン・ランのベートーヴェン、ピアノ協奏曲第2番は、ラン・ランワールドに誘

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(11月19日、ミューザ川崎シンフォニーホール)メータの温かい音楽に感動。R.シュトラウス「交響詩《ドン・キホーテ》」は、チェロのクヴァントとヴィオラのクロスはもちろん、ソリスト集団のようなベルリン・フィルのずば抜けた音楽性が発揮された名演。ベー

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ノットはマーラーの多様性を徹底的に極めようとしているのではないかと思った。作品の様々な表情や音色、雰囲気と感情、民族的なフレーズなど、一つ一つ丁寧に描いていく。そうした緻密な指揮は、第2、第3、第4楽章で、特にその本領を発揮していた。詳しく

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ショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章パッサカリアのカデンツァは、シュパチェクの気迫が感じられた。雄弁で雄大なスケールがあり、彼が進化を遂げていることを実感した。インバル指揮のショスタコーヴィチ「交響曲第12番《1917年》」は、11日

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新国立劇場 ドニゼッティ「歌劇《ドン・パスクワーレ》」 (11月13日、新国立劇場オペラパレス)適役の歌手4人が勢揃い。歌も演技もうまく、楽しい舞台。指揮者もノリが良い。いくつかの美しい旋律や、ベル・カント(無理のない自然な美しい声で旋律をレガ

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マエストロの白熱教室 指揮者・広上淳一の音楽道場(11月10日、青葉区民文化センター フィリアホール)最後に講評した先生の言葉が、今日一番共感できた。『テクニックばかりに目が行き、みなさんに一番足りないのは、イマジネーションとファンタジー。』私

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ヤニック・ネゼ=セガン フィラデルフィア管弦楽団 リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン(11月4日、サントリーホール)リサ・バティアシュヴィリ。ヴァイオリンの新女王誕生。ネゼ=セガンが演奏後彼女の前に、「女王様」とでも言うように、ひざまずいた

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ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲は、洗練された響きを作り出した。弱音部分がとても繊細で、表情がきめ細かい。決して勢いだけの指揮ではない、緻密な指揮だと、改めて感じ入った。極彩色の細密な絵巻物を見るようだった。https://ameblo.jp/baybay22/entry

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ブリテンの最後の作品である「弦楽四重奏曲第3番」は、演奏の良さもあり、感動的だった。第5楽章は、まさにこの世に別れを告げるようなマーラーの交響曲第9番第4楽章に重なった。写真(c)George Garnier詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo

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