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日記一覧

ハードボイルドなピアノ。情緒やセンチメンタリズムを抑えて、晩秋の冷たいパリの石畳を思わせる、突き放した感覚で、時に激しく、感情を排するように弾く。フランス人の弾くブラームスは独特だった。写真:(c)Bernard Martinez詳しくはベイのコンサート

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バルトークに一番衝撃を受けた。一昨日、アリーナ・イブラギモヴァが弾くすさまじいバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を聴いたばかり。その余韻が残る中、エーベルレの完璧なまでのバルトークを聴くと、これはまたこれで、まったく異なるルートから頂上を

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プレトニョフにとって自国の音楽であり、自然な呼吸で堂に入った指揮ぶりだった。東京フィルは積極的な演奏を展開、両者の息の合った演奏は充実していた。写真:ミハイル・プレトニョフ(c) 上野隆文詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/bayb

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ラザレフがチャイコフスキー「悲愴」に新しい光を当てた。重く暗く苦悩に満ちた「悲愴」ではない。前向きで、温かく、人生を慈しむかのような「悲愴」だ。写真:アレクサンドル・ラザレフ(c)浦野俊之詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/b

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ノットの指揮する「ボレロ」は、冷静と熱狂のコントロールが行き届いており、これもまたノットの個性がよく表れていた。写真:ジョナサン・ノット(c)中村 風詩人詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12321641282.html

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岡本侑也(おかもとゆうや)のチェロをようやく聴けた。素直で伸びやかな音が、まっすぐに聴き手の胸に飛び込んでくる。若々しい樹木のような香り。洗練された演奏。彼の師のひとり、山崎伸子のチェロに共通する温かみと柔らかさがある。育ちの良さが風貌や仕

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世評とは大きく異なる内容に失望。オペラは水物。歌手の体調による出来不出来があるのだろうか。しかし、指揮にも疑問が残った。写真:(c)新国立劇場 詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12320790021.html

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ピアノという楽器からこれほど高貴な大きな世界が生まれるとは。それは「奇跡」と呼びたいほどだ。NHKのテレビ収録があったことはありがたい。記録され、いつまでも語り継がれるべきコンサートだと思う。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp

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これまで、何度小澤さんの演奏を聴いたのか数えきれないが、今日の演奏はトップに挙げたくなるほどの、感動を与えてくれた。 詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12319516057.html

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シューベルト「ノットゥルト」は10分ほどの曲だが、永遠にこの時間が続いてほしいと思わせる素晴らしい演奏だった。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番「大公」は3人の音量バランスが極上、シューベルトと同じように、溶け合う響きが天国的な愉悦をもたらし

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演奏全体は楽曲の深淵を常に探求していくという姿勢が貫かれていた。ソリストは本当に素晴らしい。聴き終わった後にはすがすがしく、晴れ晴れとした雰囲気が会場を満たした。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12318315207

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2日聴いた総合的な感想としては、ルツェルン祝祭管弦楽団はサイトウ・キネン・オーケストラと同じように、期間限定の臨時編成オーケストラであり、いくら名手たち、オールスターが揃ったとしてもオーケストラとしてのまとまり、個性、カラーを打ち出すには、

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このクヮルテットの特徴がわかった。ひとつは自由な即興性。2つに、個々の奏者の個性を生かす。3つ目にラテン的な温かで明るい音。写真:(c)Bernard Benant詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12317792736.html

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尾高忠明の頭の中には、イギリスのオーケストラの音のイメージがあり、それを新日本フィルから引き出そうとしていたのではないか。山崎伸子の「エルガー:チェロ協奏曲」は、これまで聴いたことのないものだった。音が美しいだけではなく、母親の温かさ優しさ

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パワフルで自由闊達なオケには、ぴったり。シャイー自身もシュトラウスが大好きと言うだけあって、圧倒される瞬間が多かった。特に「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」の巨大なスケールは、破格の演奏。「ツァラトゥストラはかく語りき」は、1

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