ベルトラン・ド・ビリー指揮都響のデュティユー、ブラームス。@東京文化会館。
ド・ビリーのブラームスの交響曲第2番は好きなタイプの演奏。バランス感覚にすぐれ、楽器の分離、ハーモニーがクリア。曲の構造がよくわかる、すっきりとした演奏だが、温かく柔らかな響きもある。全体にまるで今の季節のように明るく爽やかなブラームスだった。
ウィーン放送響の音楽監督でもあっただけあり、パリ生まれであるが、根っこにウィーンの伝統的なブラームスがしっかりとある。
なんとなく自分と顔や雰囲気が似ているので、音楽の趣味もひょっとすると共通する部分があるのではと思ったりした。
17日のモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトというウィーン古典派ならびに初期ロマン派のコンサートにも行きたいが、バッティストーニと重なるのであきらめた。
デュティユーの交響曲第2番は清潔感のあるきれいな音だった。レビューは改めて書きたい。
Marco Borggreve
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