mixiユーザー(id:1515278)

2020年01月21日21:05

86 view

映画 ジョジョ・ラビット

第二次大戦中のドイツ。ヒトラーと「会話」している少年ジョジョ。でも、10歳になっても靴紐も結べない。立派なヒトラーユーゲントになろうとしているが、勇気がない。
少年団のキャンプで、うさぎを殺すことを教えられるが、それはできなかった。
ジョジョラビットと呼ばれバカにされる・・・

ジョジョの父親は戦地に行って帰ってこない。母親がジョジョのことを暖かく待っているだけだ・・・
ある日、ジョジョが一人で留守番していると、天井裏で物音がする。勇気を振り絞って、見てみたら、そこにはユダヤ人の少女(とってもハイティーン)が隠れていた。
ヒトラーの教えはユダヤ人は敵である・・・しかし・・・


そして、ジョジョが住んでいる街が戦闘地域になっていく・・・


ジョジョと少女エルザとの交流。ジョジョの周りの軍人たち。ユーゲントに教えられた悪のユダヤ人という想像の世界と、周りの軍人たちやエルザさえも、その想像の世界とわかっていて、それに付き合っていくというところ(このあたりの世界観、何かで見たなと思ったら、ライフ・イズ・ビューティフルだな。ユダヤ人とドイツ人という立場は違うけれども)

ドイツ軍がおされて来て、ヒトラーは自殺し(その後で、ジョジョの前に現れたヒトラーのこめかみのあたりに、銃で撃った痕があるという細かさ!)、ジョジョが住んでいる街でも戦闘が行われる。その前にもジョジョをおそう悲しい現実・・・
現実を目の前にして、親とヒトラーから独り立ちするというあたり・・・


戦争などの悲しい現実があって、それをちゃんと見せているんだけど、それをいい意味で重くなく見せているというか、大尉の行動や、ジョジョの友達のヨーキ(これがまたいい味出している)の存在で、全体が重たくなりすぎず、かと言って子どもの世界だけっていうわけでもなく。緩急の使い方がうまいというか(この表現くらいしか思いつかない・・・)


オープニングのドイツ国民がヒトラーに夢中になっている(ハイルのポーズ)シーンで、バックにビートルズの抱きしめたい ・・・ってどういう意図なんだろう?
ビートルズ的なヒーローだった?う??


1月早々でなんだけど、今年のベストの映画に入ってくるでしょう。


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する