・元禄御畳奉行の日記 3巻(終)
尾張国(だいたい愛知県の常滑半島の東端から見て西側に有った国。東側は三河国)にある尾張藩の藩士 朝日文左衛門という武士の日記の漫画化。
先にいうが時代劇が大好きなヒトは読まない方がいい。イメージがぶっ壊れること請け合いだ。
何せ、中盤の頭に
と書かれているから。
なんでそんなに暇なのかは仕事が無いから。
聞く話によると武士の半分程は無職(給料は出ていたから無給ではない)だったそうだ。
さて、読んでいて思ったのは秀吉家康が作り上げた石高制の崩壊が進んでいたことだ。
それも「かなり」を付け加えたくなるほど。
金欠からそこかしこで賭博をやる武士達。
幕府や藩は止めさせようとするが金が無く生活が苦しいから仕方ない。
といっても藩も何か手を講じているかというとそうでもない。理由は藩自体も借金だらけでそれどころではなかった。
幕府は上米の制を出して急場を凌ごうとしたし徴税権を商人に売り渡そうとした藩も出たし幕府に領地の返上を願い出る藩が現れる。
この日記では出てこなかったのだろうが尾張藩も急場を凌ぐため金の鯱の金メッキを溶かして費用を工面していたようだ。
家康を尊敬していたとされる暴れん坊将軍が質素倹約を推進し幕藩体制を維持しようとしたのも分かる。
そんな実物大の武士の実像を書いた漫画。
・覇界王 〜ガオガイガー対ベターマン〜 2巻
ベターマン・ラミアと会合した護たち。
「来るべき対決のために」という言葉を残し立ち去っていった。
今回はベターマン側がメインでガオガイガー側は状況説明という感じかな。
前回、ラミアがぽっと出で終わったのと対照的に。
次回は対覇界王。
・金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 8巻
今回は天草財宝伝説、怪奇サーカス、雪影村と金田一少年の殺人の四つ。
この中で覚えているのが天草で犯人、結果的にとちっちゃたよなぁ〜。
まぁ、家族のために殺人事件を起こそうとしただけだしね。
一応、最後ということで犯人の面々大集結しますが続きます。
このツッコミはさもありなん。
尚、天草は江戸時代の頭、結構貧しいところだった(天草四郎の一件の後の立て直しがすっごい苦労したらしい。)ので財宝伝説…無いですね。
後編に続く。
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