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2021年08月25日05:54

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坂田おさむを知っていますか?

20日ぶりの日記となった。ずいぶん間があいた。
これには浅い理由がふたつあり、ひとつは朝寝坊してしまって日記を書く時間を割くのが難しい日々が続いているからである。長女めぐみが宵っ張りでもってなかなか早く寝てくれないので僕ら両親の就寝時間も遅くなってしまっているから早起きできずにいて問題だ。

もうひとつの理由である。実は日記の代替となる書き込みをしており、よそのSNSでそれまで簡単にしていた投稿を少し長文化している傾向にあるからだ。そちらだとこちらのサイトと違って友人たちからの反応を20名前後得られるので承認欲求が満たされやすいためだ。

なれどやはりこちらの日記の方が歴史と実績があるので欠かさぬようにしたい。今朝はこちらから書き込みを始めた。まあ推定3200万人の愛読者がいるからな(ウソ)。虚しい(-_-;)。

こちらは昨日の愛読A日新聞の紙面記事からである。

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シンガーソングライターの坂田おさむさんが今年の「童謡文化賞」を受賞したという記事である。童謡文化賞は一般社団法人日本童謡教会が2002年から童謡文化を広く普及させた人や団体に贈られる賞とある。
さて坂田おさむって誰だ?となると思う。このお方知る人ぞ知る幼児向け番組の元祖NHK「おかあさんといっしょ」で第七代歌のお兄さんを務めたお方である。時期は85〜93年の二十世紀末だからけっこう前だ。

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御年68歳。このお方数々の童謡を作曲しておりその数500というからすごい。ひとつのジャンルでそれだけの作曲数はたいへんなことと思う。
なれど坂田さんはじめから童謡を志したわけではなく始まりは学生時代に組んだロックバンドのギタリストだというのである。プロデビューまで果たしたものの目が出ずそちらを諦めつつもバイトを掛け持ちしながら音楽活動を続け、結婚もしている。

そのうち知り合いのすすめでNHKに曲を売り込む機会を得たところそれが採用されたのをきっかけにやがて「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さんに抜擢されたというのである。この時すでに32歳と異例の遅咲きとある。

元来ロックで始まった音楽人生につき、童謡とどう折り合いをつけるか悩みつつの日々だったそうだ。以前ロックで目指した日本武道館で童謡コンサートに出演することとなり、大盛況の渦中にいつつも童謡を歌うことにどこかで抵抗があり恥ずかしかったとあったそしてそれが申し訳ない気持ちになったのであった。

そんななかかつてのロック仲間からこう励まされた。「あれだけみんなが喜んでいる。お前すごいよ」。仲間は彼の評判をどこかで聴きつけてくれての励ましだった。
それを聞いて坂田さんは童謡を歌うことを恥じていた自分を恥じたのであった。それからというものの童謡に真摯に向き合うようになりやがて作曲の仕事にも力を入れて数々の名曲を世に出した。
有名なタイトルでは「どんないろがすき」「ママの結婚」「ありがとうの花」などがある。どんなとありがとうはタイトルを知らずとも聞いたことがあるという人も多いと思う。

こういった坂田さんの作品を「童謡ではない」と言った人がいたらしく、真意はわからないとあった。僕思うにそれは坂田さんの楽曲が童謡というジャンルに収まらない普遍的な大きいテーマを内包しているからだと思う。作曲の際の坂田さんの思いはこうあった。

「子どもたちに楽しく夢をもって歌ってほしい」。このことである。なればこそ童謡を500曲も世に出すことができたのであり今回の受賞なのであろう。ただただお見事である。坂田さん、受賞おめでとうございます!せっかくなので曲をアップします。





ここ十数年のあいだ、多くのお子さんたちが聴いてきた曲である。いまでも時おり「おかあさんといっしょ」を観る機会があり、いまの歌のお兄さんお姉さんもまたこれらの曲を歌っている。ベストかつロングセラーである。

昨日東京パラリンピックの開会式があったと紙面一面で報じていた。

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ああやっぱりやるのねと案じた。パラアスリートである障碍者の方々のなかには感染症に弱く落命の懸念もある人も多いと聞く。これだけデルタ株が猛威をふるってこの成熟都市の東京を脅かすなかでの開催にどれだけの安全が担保されているのか疑問である。どうかアスリート方々のご無事を祈りたい。ただそればかりであります。
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