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2021年03月04日06:06

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となりの変人

昨日の徹子の部屋はこちらのお方であった。

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「♪ミネラ〜ルむ・ぎ・茶♪」でおなじみの女優の松島トモ子さんである。
自身が75歳のご高齢ながら現在百寿のお母上を介護しているとあった。老々介護は楽しいですと言い切っており大したものだと思った。

それとは別にこの人以前番組ロケ中にライオンに噛まれたことがあった。あの事件を漫画にした人があり、きっとライオンが松島さんの眼力に恐れをなしたのだと思うとあり不謹慎にも大爆笑させられたことがあった。ほんと、あの時死なないでよかったよね。

先日だがまた悪夢を見た。学生時代の寄席高座に上がってあれこれ噺をするのであるが、ちっとも受けずに凹んで高座を降りる夢である。僕この夢をこれまで幾度か見てきており、かつて俳優の松重豊さんが撮影スタジオに遅れる夢を何度も見てしまい職業病と諦めていると語っていたことがあった。まあ僕にとってのこの夢は職業とは無縁なれど、おそらくこれからの残りの生涯につきまとってくる夢なのだと思う。

これは何に起因するかというと僕の学生時代での身の在り方のことであったかと思う。僕の周囲にはあの狂人のKさんやその同期でどすけべのプチ変態のHさんそして同期でおこれまたちょっとアレなNくんなどがいてまあ変な奴ばかりだった。
なのでこの部活にいて僕自身がさして面白みはないものの唯一まともな人間だと思っていたところ、過日僕はあの狂人のKさんからこう言われたものだった。

「ヨシ〇!お前は面白さはそこそこだが、ずいぶんおかしな野郎だぞ!」。

この『おかしな』というのはけっして『可笑しい』というのではなくどうやら様子がおかしいというあれであり、どうもKさん曰く僕は部分的に性格が破綻しているということのようであった。

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よりによって狂人からそのように言われるとは思わなかったのでその日の僕はこれまた凹んだ。あの時である。他にも学業の不首尾やバイト先でのいざこざもあったりして気分がかなりナーバスになってしまっていたので生涯ただ一度の自殺がちらついたものだった。

自宅に帰りどうやって死んでやろうか考えた。首吊りだと死ぬ際になり脱糞してしまうと聞いており、下着はトランクス派の僕だったのでそうなると大便が股の隙間からこぼれ落ちてしまい汚いと思ったため首吊りはやめた。

飛び降り自殺にしようかと考えたが自宅近所に高い建物がないのでこれも辞めた。ならば服毒自殺しかあるまいと思いようしこの中に劇薬はあるかと救急箱を開けたところ、中にあってキキそうなものはせいぜい正露丸くらいのものだった。正露丸はあまりおいしくないしくさいのでこれもやめにした。

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なのでかくなるうえは酒でもがばがば飲んで酔いつぶれたまま死んでしまおうと思い外出して駅前の焼き鳥屋に入ってビールと熱燗をガバガバ飲んだ。当然酩酊してへべれけのぐでんぐでんになってしまった。急激な過度の飲酒により気持ち悪くなってしまいビルの谷間に逃げ込んで食べてもいない大量のもんじゃ焼きを吐しゃしたものだった。なれどやはり死ぬことはかなわなかったのでもう死ぬのはやめたと思いながらも死にそうなくらいに気持ちが悪かったので誰か僕を殺してくれないかと思ったものだった。

あれがいま思うと現在罹患20年目となるうつ病の嚆矢ではなかったかと推測することがあるがもはや過去のことだ。あの時の僕はベネズエラなみの政情不安であった。

その年の新入生歓迎会の時のことである。入部してきた連中のなかに「ぼくって面白いヤツなんです!」と言って入って来たのがたまたまふたりいた。なので何かしらあれこれやらせてやる機会を設けてやったところ、ひとりはまったく面白くなしのドッチラケ、もひとりは何かすればするほどこちらが不愉快になるというまことクラブの趣旨とは真逆の劣悪野郎であった。

結局ふたつ上の先輩で暴君のSさんが因果を含めてそいつらを駆逐してしまった。そしてため息を吐きながらこう言ったものだった。

「自分で自分をおもしろいという奴は間違いなくつまらない」。

なぜかそれを真理と思った。なれどこれだけ変な連中がいる部のなかではやはり僕はきわめてまともでつまらない奴だとその時も思っていたものの先輩同期曰くやはりヨシ〇は変人であり時々面白いというのであった。

それを思い知らされたのが卒業して入社した会社員支店の新人時代のことだ。上司先輩そして同期息切れめまいのくまちゃんからでさえよっちゃんはおかしい変わっていると言われ続けたものだった。なので当時会社における居心地はよくなく、結局それからの20年間というものついぞ会社での僕の居場所はなかったように感じたものだった。

そんな僕でも後に再婚できた。いまでも家内に訊くことがある。俺そんなにおかしいか?とすると家内曰く少しおかしいと言う。
じゃあなんで俺と結婚したの?と訊くと家内はこう返した。

「あたしといっしょじゃないとあなたダメなままでしょ?」。

返すことばがなかった。家内は僕のことをよ〜く見抜いているのである。

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なのでいまはま、いっか。と思っている。変人だっていいじゃないか。いまでも僕は自身をまともだと思っているぞ。そして世間が僕をそうとらないのであればあとはそのギャップを楽しめばいいだけのことなのだ。どうだまいったか!だはははははははははははははははははははははははは!一曲。



昨日はひな祭りであった。ともみが保育園でこしらえてきたおひな様。

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かわいいです♡。
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