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2020年07月10日05:32

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無駄骨風雲録

今朝の紙面一面はこちらであった。

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東京都の感染者数が一気に増えたのはPCR検査での精査が進んだからだと昨夜家内から教わった。それにしても多い。これはひょっとして第二波なのではないかと心配になる。こちらは引き続き自粛引きこもりしかあるまい。ああ、窮屈(-_-;)。

先日Amazonで買っておいた洋画のDVDをついに観た。

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1982年まだ統合されていない冷戦時代につき西独の映画の「フィツカラルド」だ。これ僕が高校生の時に上映されたものであり、級友で映画好きであったKくんが面白いと勧めてくれて以来、ずっと観たく思っていた作品である。で、観た。157分という大作でもありかなりの睡眠不足でもあったので途中何度か舟をこいでしまったが作品自体の迫力に引っ張られて最後まで観た。いやすごかった。

19世紀。破産の経験もある実業家のフィツカラルドが、アマゾンの密林奥地にオペラハウスを築くべく大型蒸気船を購入し、成り行きからなんとその船で「山越え」をしてしまうという途方もないおとぎ話である。

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船を滑車で引き上げるのであるが、まさに狂気の沙汰であった。しかもその狂気と熱気でもって本当に山越えをしてしまったのであるからすごい。
ドラマのラストではこのフィツカラルド、山越えによりオペラハウスの建設と興業に成功したかというとそうではなく、ただ山越えの偉業というか異業を成した事実だけが讃えられ、ただそれだけでありありていにいえばまあ無駄骨だったというところがなんともスパイスが利いているように思えて痛快であった。主演クラウス・キンスキーの怪演にも驚嘆させられた。いやすごかった。

そして僕はこの狂気の男・フィツカラルドになんだか共感を覚えたのであった。そこはただ一点。お互い「無駄骨」を共有している点である。
思えば僕の人生僕自身の思惑や志向と大きくずれっぱなしであった。

美術学校に進みたくも両親の反対反感から断念したし、就職したくなくとも大卒だからと渋々就職して日々いやいや仕事をしてきた。
好きでもない女と結婚そして離婚。子どもがいたので泣く泣く養育費の出費もあった。

続けたかったオーディオの趣味は再婚を機に手放したし草野球もチームとの齟齬で中途で放り出した。そしていま。過去の過飲により肝臓を傷めて酒まで手放した。
とまああれこれあったがどれもなんだか無駄ばかりな感の強い人生であった。

なれど思う。あれだけの無駄骨を抱えてきたからこそのいまの人生というか生活があるような気がするのだ。54年生きてきてこう思えるようになったのであるからして僕もひと皮むけてきたのかもしれない。おそらく今の愛する家内とチビたちのおかげであろう。

そんな中昨夕は夕飯にグラタンとナポリタンを作った。

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いつもグラタンをこしらえる際はクノールのコーンスープと味の素の鶏ガラスープの素でアレンジしてなんちゃってグラタンにしているが昨日は違った。過日買い置きしておいたハインツのホワイトソース缶を利用して作ったところ、これがたいへん美味しく仕上がった。家内と僕は喜んでグラタンにありついた。

ところがチビ達の口には合わなかったようで、めぐみにはそうめんをともみには塩ラーメンを作ってくれとねだられてしまい渋々それらを急きょこしらえあてがった。
なので昨日のグラタンもまた限定的に無駄骨であったりした。あはははは。無駄骨。
まあそんなところである。

一昨日の徹子の部屋はこのお方であった。

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久々に登場の辻希美ちゃんだ。33歳のいま夫の杉浦太陽くんとの間にもう4児いると知り驚いた。お若いのに大したものである。なんだかあまりに可愛いので写真をバシバシ撮ってしまった。彼女が売れっ子だった十代より今の方が断然かわいいと思った。充実されておりなによりです。

そして先週の「ヘウレーカ」をながら観したがこれがすごかった。

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深海生物のそれも極めて珍重なもののオンパレードに度肝を抜かれた。これはも一度きちんと観たいので録画保存中である。楽しみだ。
そして今朝はあさがおが二輪咲いた。

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雨、もう止んでくんねえかなあ(-_-;)。
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