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2020年07月06日05:27

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運命考

今朝の紙面一面にも恐怖を抱いた。

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熊本豪雨と銘打って掲載された死者数心肺停止者数行方不明者数に慄然とさせられた。
殺害死事故死自死病死さまざまな死がありどれも恐ろしいが僕には自然災害により突然襲われる死がとりわけ怖い。人間がいかにちっぽけな存在か思い知らされるからではなかろうかと思うのだ。こちら横浜は今日も雨だが、熊本はどうであろうか。これ以上の被害拡大のないよう祈りたい。

録画しておいたNHKEテレの「ドキュランドへようこそ」を観た。今回のタイトルは「マリー・アントワネット最後の日々」と題するものであり、最近の歴史学の研究成果によれば、歴史上たぐいまれなるひんしゅく最大の圧政女王には彼女の悪評とは全然違う別の姿があったというものだ。

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1789年のフランス革命勃発からの4年後の1793年に彼女は公開処刑で断頭台に上り処刑されるのであるが、この4年間の彼女にはそれまでの放埓奢侈からは想像しがたいほどの人としての強さがあったというのである。

自分より先に夫のルイ16世と愛息が処刑されている中での拘留幽閉にあっても、自身の罪に対して冷静に向き合っていたとあった。

対して革命側であったが、こいつらが非道かった。前後の歴史でもよくあることであるが、革命後の政権交代では政権奪取した立場の者がそれまでの圧政のひどさを忘れて自身が新たな悪政を執行することがあり、フランス革命の際の革命家たちもそうであったようだ。もはや誰も信じない狂犬のような強権政治により人心に不信感を植え付け増殖させるさまを聞かされて唖然とさせられた。

マリー・アントワネットに対する裁判は本当にひどかった。ここからは番組サイトの引用であるがこうだ。

→検察官によって意図的に選ばれた陪審員、でたらめな証言、最小限の弁護、幼い王太子までも巻き込んだおぞましい告発…。死刑ありきの仕組まれた裁判において、被告人アントワネットは、威厳に満ちた王妃としての姿を人々の目に焼き付ける。(了)

かように非道い仕打ちを受けてさえなお自分を失わず、遺言によれば自身を死罪に追い込んだすべての人を許すとまでしており、ああこの人贅沢三昧のバカ為政で有名であったが、むしろあちらの方が勝手に噂されたごく一部でありこの人の本質は苛烈な最期を迎えるにあたりなお毅然としていたその魂の在り方にあったのではないかと勝手に想像した。

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上記の悪辣裁判ではなんと彼女に対して物的証拠状況証拠のなにもないにかかわらずただ証言のみで死刑にしてしまったとあり胸が悪くなった。
なれど天網恢恢疎にして漏らさずであろうか、この後この悪の革命を成した三人の革命家にこの裁判の陪審員全員はやがて時をおいて皆処刑させたとありかの時のフランスってこええな(-_-;)と思わされた。みんなウソつくと死んじゃうのだ。

この番組を観終えて得た感想はこうだ。昨日の日記の「シナリオ人生」にあるネットによる誹謗中傷悪口罵詈雑言なども、結局最後はそうしてありもしないことをガリゴリバリバリ叫んでいる不逞な輩は大小あれ最後は捌かれるのではないかと思う。

何度も言うとおり、声を大にして僕は正義を叫ぶつもりは毛頭ないが、それでも小さな正義は報われるべきである、と。まあフランス革命は大ごとだったけどね。マリー女王、どうもすんまそん(-_-;)。

今朝もあさがおが一輪咲いてくれました。

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昨日はなんだか一日眠かったものの、昨夜は6時間眠れてすっきりした。チビたちの学習机が納入されてはや一週間が経過した。あれこれ未済の荷物整理を今日はやっておくとしましょうか(*´ω`*)。
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