令和仕事の流儀

いましがたであるがＮＨＫの早朝ニュース番組「おはよう日本」で面白い特集を観た。
栃木放送からの発信でありテーマは食材で栃木や群馬で名産のかんぴょうだ。あのかんぴょうが面白い使われ方をして販路を広げているというのである。まずはかんぴょうの画像から。

　


栽培されているかんぴょうにそれを回転させて細剝きにして乾燥させて乾物製品となったものにそれを水に戻して甘煮にして寿司にしたかんぴょう巻きでありまあどれも一般的な画像だ。この食材としてのみの利用であったかんぴょうが最近新たな使われ方をしているとありまずひとつがこちらだ。



かんぴょうの胴体をくりぬいて乾燥させたものを加工してこしらえたその名もかんぴょうスピーカーなるものだ。これがけっこういい音色がして一体１６万円からの高値で販売されており人気なのだそうだ。専門の音響工房での手作業での製造のため生産が追い付かない希少品とのことであった。
もうひとつはこちらの画像をご参考あれ。



これは外科医研修医が使用している縫合練習キットであり化学繊維でできているものでありけっこうなお値段がするらしい。
そこで白羽の矢が立ったのがかんぴょうの薄切りだそうで、これを縫合キットにしたものが開発され、質感がいままでの化繊のものより人肌に近いうえに価格を大幅に抑えられるとかで人気なのだそうだ。開発したメーカーはこれを全国に普及させるべく取り組み中とあった。

かつて会社員本社勤務時代の上司が群馬高崎に在住であり新幹線通勤をしていた猛者であったが、彼曰く群馬は名産に乏しくせいぜいかんぴょうくらいだと話していたことがあった。上記のニュースの舞台は栃木であり、縫合キットを導入しているのは栃木にある自治医科大であったが、まあそちらでもかんぴょうのそれまでの評価は群馬の上司のそれと同程度であったろうと思う。

そこへきて上記ふたつの製品によるかんぴょうの躍進だ。オーディオに医療とすごいではないか。なんか富士フィルムの研究開発みたいで超越したおもむきだ。今日の凡庸は明日の非凡ということで朝から勉強になりました。

先日の話である。我が家の冷凍グリンピースのストックが少なくなったので買い足すべくいつもそれを買っているスーパーに行きそれを買おうと思ってこれまたいつもの陳列棚を物色してみたものの商品が見当たらない。なので近くのハムなど加工肉製品を担当しているパートと思しきご婦人をつかまえて冷凍グリンピースが見当たらないと相談したところ、ちょっとお待ちくださいと言われてしばし待ったらそのパート婦人が戻ってきて僕にこう言った。

最近仕入れ販路の変更が生じて冷凍グリンピースの扱いがなくなってしまい今後入荷しませんとのことであった。
そんなバカなと僕が言ってこちらの担当者か責任者から話を聞きたいと申し出たところ、しばらく待たされた後に店長のバッジをつけた僕と同齢くらいのおじさんが登場して僕に説明を始めた。

それはパートのおばさんの話の蒸し返しであり今後冷凍グリンピースは入荷がないの一点張りだった。なので僕はどうにかならないかと食い下がったところ、その店長は僕の目を見ようともせずに泳いだ目線のまま泳いだ言葉でいやちょっと難しいですとほざいてきたので瞬時僕はああこいつじゃダメだと悟ったのでじゃあいいですと言って辞去した。



わが家の冷凍グリンピースでの使用はチャーハンとマカロニサラダ他肉料理のトッピングの色添えに使う程度であるもののそれなりに消費する大事な食材である。これが手に入らないとなると一大事であり、当該スーパーで置かないとなるとよそに行ってでもそれだけ調達したいところであるがやはりそれは面倒というものだ。

なので僕は迷わず当該スーパーのホームページを開きお客様相談窓口のサイトに入りそこに苦情を兼ねた要望を書き込んで自分の氏名年齢自宅のメールアドレスと電話番号を記載え先方に送り付けた。書いた内容は正確には思い出せないがおおよそ以下のとおりである。

冷凍グリンピースの欠品について当該店の店長に苦情を呈したところ、とりつくシマもないボンクラな対応により当方困っている。つきましては冷凍グリンピースを当該店で陳列していただくよう骨を折ってほしい。県内天下の貴店で冷凍グリンピースの在庫が欠品しているのは名折れではないか？よく検討してほしい。　　　（了）

およそこんな内容で先方に送り付けたところすぐに返信があり、当該店に今月４日までに陳列できるよう手配しました申し訳ありませんでしたと本部のマネジャーと思しき御仁から連絡を得た。なので安心した。

これにより当該店長は本部から油を搾られる羽目になるかもしれない。意地悪に聞こえるかもしれないがそれは僕の関知するところではない。僕はただ冷凍グリンピースの入手経路をいち早く復刻したかっただけなのである。だから店長には悪いがまあ一種の直談判をさせていただいたまでなのである。よってこの件では対応の不出来な店長にはちとムッとさせられたものの恨んでその恨みを晴らそうといった腹黒い思いはもっていないのである。

そしてこれが僕の専業主夫としてのまあ仕事の流儀だ。目的達成すべくいちおう迅速できれば穏便にということである。
対して店長はそうではなかった。その場をしのげりゃいいだろうくらいであったのであろうか。結果その安直な仕儀により墓穴を掘ったということであり、それが彼の仕事の流儀だったのであろう。

とまあそれだけの話である。ちなみに当該スーパーは僕が日ごろ愛用して相鉄ロー〇ンと呼んでいるあそこであり画像はこちらだ。

　

まあここで明かしたところで大事件に発展することもあるまい些事である。
ただもしここで当該品が入手できないとなると同じ町内で線路の向こう側にあるイ〇ンフードコートにまで足を運ばねばならずけっこう遠くて面倒なのだ。おまけにあそこでの買い物はめったにしないので買いなれておらずこれまた面倒だ。なのでそれは避けたかったのである。べつだんイ〇ンを嫌っているわけではない。

とまあ今日はその程度のお話でありました。お粗末。
昨日いいことがあった。こちらである。



長女めぐみが卒園してまる二年、そして昨日から年長組となった次女ともみ。このふたりがお世話になったそしてなっている保育園がこの春で開園十年目を迎えることとなり、昨日紅白饅頭を振舞われた。しかもとうに卒園しためぐみのぶんまで園長先生がお迎えで出向いた僕に手ずから渡してくれたのでありがたいことである。夕飯後のデザートに美味しくいただいた。めぐみは二期生であったので来年ともみが卒園すると姉妹でまる９年間世話になったことになり小さな歴史だ。ありがたいことであります♡。