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2020年03月25日06:01

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アパートの金出します

昨日の徹子の部屋はこの御大、芸能界一のやんちゃな芸名を誇る毒蝮三太夫さんであった。

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三越デパートのデパガであった奥さんとのなれそめや決死のプロポーズの話をされていて楽しかった。大山のぶ代さんとそのご主人だった故・砂川啓介さんとの親交は知っていたが、奥さんの認知症罹患に当時悩んでいた砂川さんに対しまむしさんが、「悩んでいるんなら(ラジオ)番組で全部話しちまえ!楽になるよ♡」と大胆なアドバイスをして親友を救った話が白眉でありまむしさんたる真骨頂に思えた。

まむしさん83歳。かの長寿ラジオ番組「♪ミュージックプレゼント♪」は満51歳。どちらもできるだけ長生きなさってください。また僕のいる町に来てね、まむしさん。待ってますよ♡。

一週間ほど前になるが紙面の試写室欄で掲載されていたので録画しておいたBS1のドキュメント番組を観た。極めて固い内容でありタイトルは「あなたのアパートは大丈夫? 岐路に立つ投資用不動産ビジネス」なるものであった。

サブリースのアパート経営ビジネスというものが問題視されており、賃貸住宅会社がアパート経営に関する面倒なあれこれは全部こちらでみますから持っている土地の上に銀行から借りたお金でアパート建てましょうよ。以後35年間の家賃収入を保証しますよ♡という甘言に土地オーナーたちがみなだまされるという辛らつな話である。

この賃貸住宅会社というのがそも悪辣ななかばサギ集団みたいなものであり、とにかく駅から遠くても辺境でもアパート建てましょう部屋数多く建てましょうそうすりゃ店子が入ってきます賃料稼げますぜったい儲かりますからというのである。その甘い言葉に騙される人が昨今多く、結果多額の借金をしてアパートを建てたのはいいが満足な家賃収入が得られないばかりか借金返済の資金繰りに行き詰まりしまいには自己破産という人が増えているのだそうだ。

その実態を番組で観た。おどろいたのがこちらだ。

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三重県津市にあるその名も「レオパレス銀座」という。収益あげるために安普請で建築基準を満たさずアパートを乱立させたあの悪徳企業レオパレスが、この地域のひとたちを丸ごとだまくらかして軒並みこの辺境にレオパレスアパートをおっ建てたところ、レオパレス村になってしまったとあった。そうして上記の不始末事案によりアパートの賃貸しを見送り店子を退去させてアパートの修繕工事を余儀なくされているものの、レオパレスの誠意なき対応により工事は大幅に遅れてしまっているため、借主のいないアパートを抱えているアパートのオーナーたちの生活がおびやかされているというのであった。

安定した老後生活や子孫たちに資産を残したいとの一念を抱えているところに悪辣な賃貸住宅会社の連中が目をつけて彼らにつけ込んでアパートを建てさせるという実態であり、会社に勤める側の取材によればこれらの会社経営の実態もひどいものであった。
社内は戦場であり売り上げ確保数字数字で成績上がらぬ社員は月給ドロボーや穀つぶし扱いされてしまうので、社員たちも客を甘言であざむいてまでしてでも成績をあげようとするため、結果サギまがいのようなアパート販売が成立するとあり観ていて胸が悪くなった。

このアパートビジネスの失敗被害にあったオーナーたちの無念も取り上げられており悲惨であった。被害者のなかには欲に目がくらんで騙される方が悪かったと自身を責めており哀れであった。

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これを見てほしい。「確かななアパート経営がその先の30年を約束します」とパンフレットに記載されてあり皆さんこれに騙されるのである。
ここで僕は思うのだ。人生一年先どころか明日さえわからない昨今において、30年先を見据えてうんぬんなどという甘い言葉に騙されるなんてその見通し自体甘いではないかということである。

30年先を見据えることをすべきは憂国の真意ある政治家や不治の病に果敢に挑戦する医学博士や世界の未来図を紐解こうという大義を抱く社会学者や哲学者のすることであり、ちょっと土地があるからこれ遊ばせずにうんぬんかんぬんとしている市井の小市民の考えるべきことではないように思う。まあそれでも夢を見たくなるのであろうが。

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このずらりと部屋が並んだ大型アパートであるが、僻地につき借りてがつかずそのうち会社の主導で賃料をやむなく下げられてしまいオーナーの経営がますます苦しくなるという悪循環に陥っている典型であるとあった。
そも少子化人口減少地方衰退とあれだけ世間で口酸っぱく叫ばれているにもかかわらず、皆じぶんとこで建てたアパートだけはだいじょうぶ満室で経営安泰と思っているさまにああこの人たちつまりは博打に負けたんだなあと思わされてしまうのであった。

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こちらの老婆のご婦人であるが、住宅会社の甘言は信用できないでいたもののご主人が欲目にくらんでついに経営に手を出し元本たったの百万円に対し銀行の借り入れがなんと2億円でアパート経営に乗り出したものの案の定借り手がつかずに経営に失敗し、ご主人は病に倒れてしまいこのご婦人は毎日自殺を考えているとあった。悲惨としかいいようがない。

番組では「ランドセット」なる業界用語を声高にしており、これは土地さえない無一文の人でもアパート経営できますよとうたってなんと土地をまず買わせて後にアパートもおっ建てて丸ごと銀行から金を引っ張るというものであった。あの悪名高き大東建託が考案して看板にしている危険商品なのである。

そもそもレオパレスしかり大東建託しかり東建コーポレーションしかり。この手の会社はハナから土地もちやアパートオーナーになりたい人たちをだまして賃貸住宅を建設しようというなかばサギペテンの会社であるという噂を門外漢の僕でさえ聞いているくらい悪辣な連中である。なのにみんなそいつらに引っかかるのである。きっとみんな欲に目がくらむんだろうね。

番組は最後に賃貸住宅建設会社大手5社に対してこの実態について意見を求めており、筆頭ダメ会社のレオパレスとほか積水ハウスと大和リビングは今後顧客第一主義うんぬんなどとしたコメントを出しておりさすがにまずいことしたなあといったニュアンスでこれに答えていた。

大東建託と東建の二社は無回答とあり、これはさんざん悪辣なことをしでかしてきたがためにいまさらきれいごとなど言えるかといった無言の回答ではなかろうかと僕は感じた。いずれにせよアパート経営というものはああいった会社に丸投げなどせずに、本気でやるなら調査会社を雇ったうえで綿密な事業計画を練った後にすべきではないかと思わされた。

楽して少ない元手で儲かるはなしなどやはりないのではなかろうか。とまあありきたりの意見でこの話はここまでとしよう。あ、こういった会社に多額の不正融資していたスルガ銀行も番組内でたたかれていたな。あそこは金融業界の恥との無言のメッセージを僕は受け取った。銀行までグルだったんだね。やだやだ(-_-;)。

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この映画ではシャーリー・マクレーンがきれいでかわいかったよねえ。僕には彼女が元祖かわいいに思えたものでした。
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