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2020年02月23日06:52

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待っている男

一昨日に録画しておいたナイトドラマの「絶メシロード」を観たところ、今回は千葉県銚子であろうかお食事処「こころ」という居酒屋から定食屋に鞍替えしたお店のおまかせ定食だった。それがこちら。とにかく驚いた。

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まぐろかつおのどぐろのお刺身三種盛りになんとかいう魚の煮つけにいかのフライに小鉢とお新香とごはんと魚介だしの味噌汁がついて価格がなんと1100円というのである。
ひとり経営のおかみさんの心意気で魚介料理を求めて来る観光客が刺身煮つけフライどれにしようか迷わなくてすむように一緒くたにして提供しているとありなんとも太っ腹である。こんな素晴らしい店も絶滅危惧種でありなんとも残念である。店名「こころ」の心意気。ごちそうさまでした♡。

もう一週間ほど前になるが愛読A日新聞の読者の声欄で気になる記事があったので切り抜いていた。18歳の男子高校生からの投書であり短いので全文を掲載する。

「指示待ち」と怒るだけでなく   高校生 馬着 圭吾 千葉県 18歳

→指示待ち人間はいらないーー。アルバイト先で社員の人によく言われる。私はこの言葉が嫌いだ。この通りに自分で行動して失敗したら、いつも「なんで聞かなかったんだ」と怒られるからだ。
指示を聞きに行ったり、待っていたりしてもそう言われる。
 大人は皆「俺たちが若い頃は自分で考えて行動した。答えなんて教えてくれなかった」という。
でも、私はしっかりと指示がほしい。そうでなくてもアドバイスやヒントぐらいはほしい。初めてのことはわからないし、仕事は失敗しないようにしたいからだ。
 確かに、指示を待たずにできる人や場面もあると思う。だから、この言葉を使うタイミングはしっかり分けてほしい。
 「指示待ち人間はいらない」という言葉を聞くと、「伝えるべきことを伝えられない人間もいらない」と思ってしまうのだ。
                                (了)

これを読んだらひょっとしてけっこう多数の「おとな」がなんだこの若造、言われなきゃなんにもできんのか!と腹を立てているのではなかろうか。
僕はちがう。ああ青年よ君もか。とちょっと同感してしまうのだ。これには僕の過去の経緯がありそれはいま思い出しても実に不愉快なものだった。

いまからもう15年ほど前になろうか会社本社の管理部門勤務時代のことである。
僕のいた部署に営業業務部で部長を勤めていたTという上司が異動になってやってきた。Tは社内管理業務に長けていたためその手腕を買われて管理厳しい僕のいた部署への移籍の白羽の矢が立ったのであった。

こいつの仕事ぶりがもうどうしようもなかった。
自身の仕事が優秀なことを鼻にかけており仕事の劣る周囲の人間はたとえ先輩上司であろうと勝手にダメ出ししていびりにかかるというどうにも手のつけようのない鼻もちならない男であった。

おまけにことあらば「仕事は自分で創るものです!」などと豪語しており結果こいつは管理部署在籍中にあろうことか矢継ぎ早に次々と社内営業部門相手に締め付けを行う社内ルールをこしらえては全社に発信して社内をルールでがんじがらめにしてしまうという暴挙に出たのであった。

僕がいたこの会社は在籍中過渡期にあり僕が入社した平成元年には社員数5百名程度であったのが吸収合併業容拡大でわずか十数年で社員数が倍増の千名超に増えていたのであった。

そのため社員の中にはルール無視ならまだいい方で会社ルールの抜け道を悪用して不正や横領着服をする輩まで出てきてしまい問題になっていた。なので僕のいた部署もうここで明かそう監査部が設立されたのであった。

当初社内営業部員の取り締まりを主務とされた部署であったが、そのうちそれまで整っていなかった社内ルールを次々と確立して全社に発信していた。
それはそれでいい。確かに組織が大きくなればルールや決まりに従い順守することは大切だ。だがそれも限度というものがあろうはずだ。

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Tはそのあたりをまったく関知せず手前の仕事ぶりを誇れさえすればこれ幸いと次々とわけのわからないルールばかりこしらえては発令しており本当に嫌気がさした。そしてこいつの発案事案をあっさり決裁していた部長にもどうしてだ!と文句を言いたいものであった。こんな事態もあったので結果僕の退職に拍車がかかってしまったものだった。

だから「仕事は自分で創れ」だの「指示待ち人間いらない」などとまことの人心人権を無視するようなこういった言葉には僕もこれは心外かつ侵害だと文句を言いたいのである。

この指示待ちいらないの記事について我が家の支えであり調剤薬局で日々精励している家内に訊いてみたところそんなの人それぞれであって今まで薬局でも指示待ちでちっとも気を利かせられない鈍麻な人にイライラしたし指示出しても動こうとしない石みたいな若い子もいたから指示待ちいらないという人の気持ちも分かるよとのことだった。

そう。つまりはひと対ひとでありケースバイケースなのだ。相手をよく見て感じて指示を出したり指示待たずないやってくれと「指示」することがたいせつなのではなかろうか。
それをとおりいっぺんに指示待ちいらないとするからいけないのであり、上記の18歳の彼が「伝えるべきことを伝えられない人間もいらない」と思ってしまうのだと言いたいのもよくわかるのである。

まあ暴君上司のTみたいなのは僕の半世紀以上の人生のなかでもまれな人間ではあった。あれはつまりは特殊だったということだ。
ちなみに後のTのうわさを弘明寺の帝王くまちゃんから教えてもらった。Tのやつ下手に上司にたてついていたものだからそのうち上長たちから反感喰らったのがアダとなりなんと得意先の小さな会社に出向させられそのうちなんと転籍させられ会社からバイバイされてしまったとありそれ聞いて僕とくまちゃんはあははははははははTの野郎ザマミレけけけけけけけけけけけけと快哉をあげたものだった。ほんと、ざまみろである。

ところで僕はどうだ?まあ典型的な指示待ち人間であるなあ(-_-;)。いまは毎日家内からときにチビたちからの指示待ちの日々である。良き哉良き哉(*´ω`*)。
今朝これを作った。

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近所の酒屋で小粒のいちごをひとパック298円で安売りしていたので3パック求めてジャムにした。粒のまんまの仕上げなのでそこそこ美味しいと思う。これはさすがに少量なので配りまくりはできないなあ。まあ我が家で味わおう。チビたち食うかなあ((+_+))。
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