mixiユーザー(id:14855706)

2020年05月25日23:55

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アイドル追っかけの心理と危険性です。

アイドルにハマる理由を心理学的に分析するのは、非常に簡単です。理由は何度も何度も目にするから。人間は頻繁に目にするものに好意を抱くという傾向があります。これを心理学では、『単純接触効果』と言います。AKBなどのアイドルにハマる人が多いのは、テレビや雑誌などのメディアに連日彼女たちが露出しているという現実が大きいのです。

脳内恋人気分。脳内片思い気分。脳内モテ気分があります。恋をしたり片思いがしたい。でも周りにはそれほど素敵な異性がいない。いたとしても振り向いてくれない。TVなら憧れの人を見てドキドキできる事も大きいです。

特にAKBグループのプロデュースが上手いのは批判の多い、選抜総選挙や、劇場版の個別握手会など、AKBのメンバーも、サラリーマンも、熾烈な競争社会であるという点に共感できるという心理もあります。私はカウンセラーで競争社会に生きてないから冷静に秋元商法の仕組み、選挙の上手い娘の手法を分析できますが

アイドルにハマる人は、自己評価が低い人に多くみられます。容姿や能力に自信が持てなかったり、過去に手痛い失恋をしたことなどから、現実逃避の手段としてアイドルに夢中になるという場合もあり得ます。

アイドルの追っかけとなる理由に、「未婚で相手なし」と決まっているわけではありません。今や、恋人がいても、結婚し子どもがいても、アイドルに夢中な人も少なくありません。その心理にあるのは、「アイドルは理想形」だという気持ち。人間同士であれば、時に醜い面をさらけ出し、ぶつかることもあるのが当たり前です。しかし、画面の向こうのアイドルには、そんな面はありません。いつでもキレイで格好いい! まさに、自分にとっての理想であり続けてくれる事も大きいのです。

アイドルにハマることで心の安定を得ていると言っても良い様です。性的欲求が満たされないと、人はストレスを感じがちになります。しかし、現実の異性に対するのは怖い。そんな時に、アイドルの存在は、欠かせないものです。逆に言えば、その他の方法で心のバランスを取れるようになった時こそが、アイドルからの卒業の時なのかもしれません。

芸能人の追っかけ心理の本質は、理想自我の適切な形成に失敗して、それでも自己愛を維持するために、自我理想の位置に「手の届かない対象」を置く自己対象転移。手が届かない、すなわち現実に関係することが不可能な対象を選択する熱狂的ファンは、しばしば生活をかなり犠牲にしつつ対象に執着する。そして「愛している」は「愛されている」に、自信の欠如は誇大さに反転し、また逆転して自己憎悪と自己処罰へと反復する事になりアイドルへの思慕、理想化は強くなります。

手が届きそうなアイドルの追っかけにこの問題を当てはめると、もっと事態は厄介になります。手が届きそうな度合いが強まれば強まるほど、事態が深刻化する可能性もあり得ます。

これを生活の中で参考にしていただければ幸いです。
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