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2020年10月12日22:47

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えいがのこと、かきました

きのう書いた日記の続きを出しますね。
めちゃめちゃ長くなってしまいました、ごめんなさい。

一一日は、お昼くらいから写真の映画を見てきました。
「ファイブスター物語」と「花の詩女 ゴティックメード」です。
どっちも永野護さんが深くかかわっていますね、というか永野護さんの代表作です。

永野護さんは、割と前からファンでして「ファイブスター」の原作も長いこと買って読んでます。
かれこれ、三〇年いじょうファンを続けてまして、恥ずかしながら永野さんの描く機体の特徴「ツリ眼」「怒り肩」「トサカ(または、頭に飾りもの)」「細身」「すごい長モノ」とか真似して描いたりもしました。
でも永野さんメカを見ると、上にあげた特徴から外れる機体もあります。

ZやZZで登場し、そのデザイン(と、搭乗しているパイロットの知名度)から有名なAMX-004 キュベレイとか、Zの冒頭でクワトロ・バジーナというバレバレの偽名を使っていた赤い彗星の人が乗っていたRMS-099リック・ディアス、「巨神ゴーグ」に出てくる万能戦闘車両キャリア・ビーグルとか。
まあキャリア・ビーグルは、もとの画像を見ると安彦良和さんも関わっているので、ちっと違うかもしれません。
ただ永野さんの機体は、いろいろ明らかに特徴があるので、観ていて気付きやすいです。

そんな私ですが、映画「ファイブスター」を観たのは、この日が初めてでした。
三二年前に上映された映画を今さら観ているあたりで、まあファンと言っても程度が知れますね。
一緒に見に行った知り合いの方は、レーザーディスクを購入して何度も見たと話されていました。

レーザーディスクと言うあたりが、時代ですが。
ファイブスター物語は、今も刊行され連載が続いている……続いている? まあ、断続的ですが……雑誌「ニュータイプ」に掲載されています。
先に永野護さんが、Zガンダムに登場した機体を手がけたと書きましたが、そもそも「ニュータイプ」という雑誌が、Zガンダムに色々と関係があります。

Zガンダムのテレビ放映が始まった昭和六〇(一九八五)年、三月、ニュータイプも同時期に創刊されたからです。
創刊号の表紙が宇宙戦艦ヤマトだったアニメージュ、創刊号の表紙が銀河鉄道999(劇場版)だったアニメディアと比べて、アニメ雑誌として後発でした。
それだけに起爆剤が必要だったのか、大河原邦男さんの手がけたRX-178ガンダムMK-2の絵が大きく出ていたりしました。
どうして私がそこまで細かく覚えているかと言えば、Zガンダムが放映されていた時に何度もCMでニュータイプの広告が出ていたんですね。

まあZガンダムは、まだ最近の作品なので覚えていることも多いです。
……と思ったらZガンダムも放映されてから三五年が過ぎてる? ……まあグレンダイザーや仮面ライダーV3よりは、最近ですし(暴論)。

ニュータイプのことまで書くと話が大変になりますから、ファイブスター物語の方に戻ります。
映画の内容としては、単行本の一巻をほぼ全部アニメにしており、だいたいの展開も同じでした。

今さらでしょうけどファイブスター物語は、Zガンダムの前に放映されていた「重戦機エルガイム」のキャラクターデザインから機体の設定、こまごまとした世界観などほとんどを手がけていた永野護さんの作品です。
そのためファイブスターには、明らかにエルガイムに出てきた機体が、モーターヘッド(ファイブスター物語の中での、二足歩行型機動兵器の総称)として登場しています。
小ネタですが、「エルガイム」に登場する機動兵器がヘビーメタルと呼ばれていて、ファイブスター物語だとモーターヘッドなので、アルファベットで略すると逆さまなんですね。
「HM」でヘビーメタル、「MH」でモーターヘッドですから。

あと永野護さんの趣味で、音楽関係の名前が良く使われます。
上記したヘビーメタルもそうですが、ファイブスター物語の世界でモーターヘッドのパイロットである騎士は、ヘッドライナーと呼ばれますが、これ音楽というかロックコンサートとかで主役をつとめる方という意味だそうです。
他に、ファイブスター物語に出てくる星でボォスっていうのがありますが、これも音楽で良く使われるスピーカーの製造元、BOSEからきているみたいです。

そんなわけで「ゴティックメード」では、原作である永野護さん自身が音響関係にも名を連ねていました。
まあ「シン・ゴジラ」でも製作スタッフのあっちこっちに庵野秀明監督の名前が出ていたりしましたから、多才な方って何でもできるんでしょう。
その欠点として、遅筆が挙げられる面も共通してますが。

どうも話が散らばりますね、映画のファイブスター物語に戻ります。
展開から内容から知っているので、どちらかというと声優さんや絵柄、物語の登場人物とか注視することができました。
絵そのものは、「天空のエスカフローネ」や「ヤマト2199」でもすばらしい筆をふるっていた結城信輝さんだけに、観ていてとても安心できました。
演じている声優さんも、井上和彦さんとか堀川りょうさん、若本規夫さん、田中秀幸さん、永野護さん夫人である川村万梨阿さんなど実力のある方ばかりで、やはり安心でしたね。
というか若本さんがボード・ヴュラード演じていたことをすっかり忘れてました。
ただ若本さんの声の感じが、同じころアニメ化されていたロードス島戦記のウッド・チャックみたいでしたけど。

ファイブスター物語自体の本編に踏みこんだ書き方をすると、のちにモーターヘッド、ジュノーンに乗り込むことになるコーラス三世や、そのジュノーンに同じく乗り込んでコーラス三世を補佐することになるクローソー、また名前だけでしたが高名な技術者でもあるモラード・カーバイトも出てきました。
書き忘れてましたが、ファイブスター物語に出てくるモーターヘッドは、そのデタラメ級な高性能ゆえに操縦者のヘッドライナーだけだと手におえないため、サポートするためファティマと言われる人工生命体が登場します。
人工生命だけにめちゃくちゃ強力で、乱暴に例えるならGガンダムに出てくるガンダムファイターや、Gロボに出てくる十傑集みたいな人間離れした身体能力を持ち、それゆえ一般人にチョッカイを出したりすることが強く禁じられています。
というか、そもそもファティマのマスターである騎士たちも、ひとり残らずガンダムファイター級にケタ外れの身体能力を持っています。
生身で、自動車くらい簡単にひっくり返せるくらいに。
現に映画の本編で、無謀にも騎士にチョッカイをだした無頼漢がいましたが、あっと言う間になます斬りにされていました。

このため、ファティマだけでなくヘッドライナーも一般人に対して攻撃することは、御法度になっています。
ファイブスター物語の後の巻では、その禁を破ったために大変な苦労をする騎士もいましたが、そのへん書くと今以上に長くなるのでやめときます。

ともあれ映画版は、とても素晴らしい内容になっていました。
欲を言えば、アイシャ・コーダンテもうちょっと出番ほしかったなあとか、コーラス6世のこともすこし描いてほしかったと思いますが。

恐らく、そのあたり描いたら映画の長さが二倍くらいになりそうなので無理だろうなと思います。
というか、怪物級に描きにくいうえに動かしにくいモーターヘッドを、三二年前のアニメーションであれだけ動かしたんだから、それだけでも立派なものと思いますし。

もっとも、この後に観たゴティックメードだと、これCGやデジタル処理の助けがなかったら作画スタッフが一分の動く絵を担当するごとに入院するな……とか納得しそうなほど、おそろしい動きをしていました。
ということで、ゴティックメードのことも書いてみます。
ただ、この作品って未見の方が今も多いので、あまり仔細を書かないでおきます。

私みたいに、なにかの企画で上映されるのを見るしかないという特殊な作品です。
なぜそうなったか? この作品の原作や企画や音楽や設定をされた方つまり永野護さんのこだわりにあります。

映像を美しく見せるための解像度(12K)や、音響にもこだわっており、ポスターなどで登場している白い機体の起動音などにIHI(元・石川島播磨重工)ジェットサービスの協力を得てジェットエンジンの音を使うなど、パラノイア手前にも見えるほどの熱意を感じました。
前に千葉千恵巳さんが主催されたライブで川村万梨阿さんが参加された時に話してましたが、あまりにこだわりすぎて映像の情報がデカくなりすぎ、ブルーレイディスクにも収まらないそうです。
専用の機器を使って映像を流すしかないんですね。
すごく当たり前のことを書きますけど、映像に関する専用の機器があるのが、映画館です。

そのため、上映されてから八年が過ぎた今でも、映画館で見るしかない作品となっているわけです。
ファイブスター物語で長く書きすぎたからだけでなく、未見の方もいらしているので「ゴティックメード」に関しては、控えめに書いておきます。

ただ、永野護さんがメカ(上記した「ツリ眼」「怒り肩」「トサカ(または、頭に飾りもの)」「細身」「すごい長モノ」……の、どれか)がお気に入りの方でしたら、まず損することだけは、ぜったい無いと言い切れます。
いや本当に、一緒に行った方とも「見て良かった!」と喜び合ったくらいでした。
もう、あの場面とか、あの場面とか、血がたぎり映像を見ながら「うおおおおお!! 来たぞ来たぞ!」と吠えそうになりました。

音声だけでなく、キャラクターの動きや声なども素晴らしく、やはりと言うか川村万梨阿さん演じるヒロインの方が素晴らしく、その相方を務める佐々木望さんもまた、素晴らしいものがありました。
これで佐々木望さんは、永野護さんとトミノさんが関わった作品、どっちにも出たことになるんだな、とか思ったりしました。
さらに銀河英雄伝説でも、すごく重要な役(あまり書くと古傷が痛むので、やめますけど)を演じているんですから、佐々木さんってすごい声優さんです。

他にも、いかにも大塚明夫さんの声が似合いそうなゴツめでいぶし銀な人が出たり、わきを固めるベテラン勢も素晴らしいものがありました。
あとは、ファイブスター物語だけでなくエルガイムもお好きな方でしたら喜べる場面もあったりします。

これ以上のことは、あまり書かんときます。
よしんば書いたところで、私の拙い筆じゃ「ゴティックメード」のすごさは、ほとんど伝えることができません。
これからも、散発的に各地の映画館とかで限定上映もされるようですから、サイトなどを確かめてご覧になるのが吉と思います。

繰り返しますが、永野護さんファンの方でしたら観て損することは、まずありません。
服装や動物とかにもこだわる情熱を持った永野護さんですから、登場人物のなにげない仕草も、また見ていて楽しくなります。

これくらいは、書いても怒られないと思いますが、なんとなく登場人物の服装が中米やアフリカ大陸エジプト地域で見かける、原色をあざやかに使っているような感じでした。
服装の歴史は、色彩の歴史でもあると聞いたことありますが、そんな感じですね。

えらく長くなりましたが、だいたいこんな感じでした。
我ながら、語ると長くなってしまうなと反省もしています。

ただ、それくらいスゴい方で今でもやはり惹かれるものがある方ですね。
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