その、なまえ

少し前に、少女☆歌劇レヴュースタァライトのゲーム、通称スタリラのプレイヤーであることは、書いたと思います。
で、いま開催しているスタリラのイベントに初音ミクが出ていることも。
登場人物の一人が、ミクにあこがれてコスプレしたりする役を演じていたり、なかなか独創的なシナリオです。

で、そのイベントの題名が個人的に眼を引きました。
「ピュグマリオンの友達」
ピュグマリオンは、ギリシャ神話のエピソードの一つで、ガラテアと名付けた石像の美しい女性に恋をして、服を着せたり食事を出したり声をかけたりしていくキプロス島の彫刻家で王になります。

その熱意と愛情に感心した女神アフロディテが、石像だったガラテアに命を与えました。
そして深く愛し合うようになったピュグマリオンとガラテアは、幸せに暮らしたというお話になります。
今回のイベント、初音ミクに憧れて彼女を恰も本当にいる友達のように接して声をかけたりする場面は、なるほど上に書いたピュグマリオンの神話と重なります。

無生物だった存在に命が宿り、まるで本当の生き物のような振る舞いを見せるというと、つくも神とか色々な逸話が世界中にあります。

ディズニーアニメとしても有名な、ピノキオとかそうですね。
なんてモッタイ付けた分析してますが、私がこの題名を見て真っ先に思い出したのは、和田慎二先生の同名のマンガでした。
ただ、このマンガも先に挙げた神話のピュグマリオンをモデルにしていますけど。
マンガを読んでいると、明らかにそうした神話をモデルにしている展開とかありまして、和田慎二先生の幅広い知識や展開にも驚かされます。

あとは、マザー・グースの内容から取っている展開もあったりしますね。
まあ、マザー・グースで（ピグマリオも連載していた）「花とゆめ」って雑誌だと、もっと有名なネタがありますが。
ただ、私が覚えている限り最後に踊ったのが二一巻くらいまでで、その後ほとんど出てきてないですけど。

とまあ、「ピュグマリオン」という題名からいろいろ連想したりしました。