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2020年02月19日23:57

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きいて、きました

先に「つぶやき」で書きましたが今日は、仕事場の方から券をいただいて落語を聞いてきました。
三遊亭白鳥、三遊亭彩大、林家二楽という方々の寄席で、とても楽しく笑わせてもらいました。
なかには、「コレ笑って良いのかな?」というような毒の効いたきわどいネタも多くて、あまりテレビに出られないとご本人が話していたのも納得なヤツもありました。
もっとも、落語やこういった芸能が色々と攻めたネタでいくのは、昔からあります。

ご政道に物申すことがご法度だった江戸時代も、赤穂浪士のことを「仮名手本忠臣蔵」として舞台にしてましたし。
いまじゃ、そのものズバリ元禄時代の赤穂浪士のことを伝えてますが、当時だと幕府に睨まれないように、「太平記」の時代に移してお芝居にしてました。
たとえば吉良上野介義央が、南北朝時代に専横をふるって足利本家にも警戒されていた高師直になっていたりとか。

あと、ずっと後になってペリー提督の黒船が来た時も、有名な狂歌「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たった四杯で夜も寝られず」ってネタにしてました。
かなり濃い目で飲むと眠気が覚めると言われるお茶の上喜撰を、ペリー提督が乗ってきた蒸気船にひっかけたわけですね。
ちなみに四杯というのもペリー提督が率いてきた艦の数と同じです。
もっとも、さしものアメリカ海軍も四隻とも蒸気船と行かず、帆走船も混じっていたそうですが。

また話だけでなく、林家二楽師匠の紙切り芸もさえてました。
客席の方からのリクエストに応えて紙と鋏を使いながらいろいろ話してくれるんですが、中でも特に困ったお客さんのリクエストが「木綿ごしのとうふ」と「絹ごしのとうふ」を紙切りで作ってくれ、と言われたことだそうです。
そりゃ困るよなあ、と笑いながら聞いてました。
ちなみに、そのあと「たまごとうふ」も紙切りで作ってくれと言われたそうです。
どーせいっちゅうんじゃ、って感じですね。

こういった、噺家さんたちの話芸をじかに見たことって今までなかったので、とても良い経験になりました。
券をくださった会社の方に感謝しつつ、帰りの電車に乗ったら寝落ちしてしまったり、帰り着いてからも寝てしまって気が付いたらこんな時間という、私もオチをつけてしまいましたが
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