実は器用
細かい細工を考える事もやる事も得意
だけど
会社なんかでそれを知られると非常に便利に使われてしまうので黙ってる
大きなB1電飾看板(薄いプラスチック板)の、料理値段だけを変更したいんだけど、どうしよう?
と相談された時
A3の透明ラミネート用紙2枚を少し重ねて横長にしたものに
黒字で印刷した料金の数字を切り抜いて間隔をきちんと空けて手で整えて並べて挟み
中の数字がずれないよう、手で支えながらラミネートパウチしてサイズに合わせて切ったものを
料金部分だけ看板をくり抜いてそこにはめたところ
目を丸くしたSさんに言われた
「器用だねえ」
「はい…実は器用なんですよ」
「これ、社長にチカさんが作りましたって見せていい?」
「二度とこんな事ごめんなので言わないで下さい」
「わかった」
労力をかけて作ってたのを見てたので
なんというか、これは気安く頼めないなというのはわかってもらえたようで
でもこういうどうしたらいいのかわからない
という案件に即座にありもので代替えするものを考えるのは超得意なんです
町工場で重宝するかも
毎日がアドリブだから
でもこんなアドリブばかりやるのやだー
だって毎日使うちょっとした道具から重機まで
ほぼ自前でメンテが基本です・・・。
一般的な感覚ですと、すごく過酷です。
壊れてもメーカー呼んでもらえないという泣き言は通りません。
だから第一次第二次産業の従事希望者がいなくなるのデス・・・
チカさんの感覚は真っ当だと思います。
(だから町工場など、今まで日本の基礎を支えていたものが今後も苦しい’まま’だとしたら日本が心配です)
マスターキートンはサラリーマンという社会性を保ちつつも、全く役に立たないロマン(考古学)と 家庭の成立していない家族(自立した妻と自立した娘・息子じゃなくて娘!)をもっているところに、アイロニーとメルヘンがあって面白いです。
技術者を大事にして欲しい
なんとなくだけど、賃金は安くても頭を使わない仕事に流れていく人も多いような気がする
キートンはサバイバル教官だけあって
ありもので必要なものを作り出すのが得意だったけど
それも自分で否定してたね
考古学に関係ないことが長けてても意味はないって
妻も娘も実は彼を愛してるんだけど
本人はそれもよくわかってなかったし
メルヘンだ