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2020年07月01日14:40

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【本】日明恩著『やがて、警官は微睡る』双葉文庫刊

皆様、お今日は。日明恩さまの武本・潮崎シリーズ第3弾『やがて、警官は微睡る』双葉文庫刊を読了致しました。その感想です。
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横浜みなとみらいに新規オープンしたホテル、ハーヴェイ・インターナショナル横浜で立て籠もり事件が発生した。犯人は正体不明の多国籍グループ。見合いのため、偶然現場に居合わせた警視庁蒲田署の刑事・武本は異変を察知し、かつての上司で神奈川県警に所属する潮崎警視と連絡をとりつつ、孤独な戦いを開始する。

今回異色なのは、武本と潮崎のやりとりが対面では無くて「無線」でのやりとりになる点でありまして、無線の長所と短所が浮かび上がってくるところが流石だなぁと感心させられたのと犯人の一人が実は……と言うところが読者だけに示されているので、そうとは知らずに犯人と接触する武本が実に危なかしい設定になっていて、これ以上書いてしまうと…と言う描写が非常に多いのが9年ぶりに出た武本・潮崎コンビの三作目であります。ただ、今回犯人側の設定が今一つスッキリしない終わり方になっているのが欠点となっております。

文句は幾つかあるものの、やはりこの人のリーダビリティは相変わらずで安心して読み進める事が出来ました。
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