1986年4月26日未明、チェルノブイリ原子力発電所で爆発が起こる。
未曾有の原発事故の発生に冷戦下の旧ソビエト政府が事態を隠ぺいしようとする中、被害の拡大を少しでも抑えようと必死に戦った英雄たちがいた。あのとき現場で何が起きていたのか?!
アマゾン・プライム・ビデオの更にスター・チャンネル30日間無料登録をしてようやく観る事が出来ました。本作品が本年度エミー賞リミテッド部門で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞等10部門を根こそぎ取っていったのが素直に頷ける傑作でした。
この話を60分強で5回に纏めたと言うのは、最後の最後に判る仕掛けになっておりますので、鑑賞の際には出来れば時間を作って一気見するのがお薦めであります。そうすることによって第一話の最初のシーンの謎が解ける仕掛けとなっているからなのであります。
このドラマの何が凄いかと言えば、「人が溶ける」ことの怖さをここまでリアルに表現した作品って他に無かったような気がします。観ながら放射線と言うものを甘く見ていて御免なさいと謝ってしまうような、本当に嫌な死に方なんですよねぇ。
同じレヴェルの事故が福島でも起きていたと言うことを考えると、確かに2011年のモスクワのプーシキン美術館展が横浜美術館で開催予定だったのが取り消しになったのが本作品を観て初めて肌で解りました。
https://www.star-ch.jp/drama/chernobyl/
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