mixiユーザー(id:1471688)

2019年10月20日19:40

84 view

【美術】「住友財団文化財助成30年記念 文化財よ永遠に」(後期展示)

皆様、お今晩は。泉屋博古館分館にて10月27日迄開催中の「住友財団文化財助成30年記念 文化財よ永遠に」の後期展示に行って参りました。その感想です。


今に伝わる文化財は、その時代の修復や保存技術によって守られ、長い間の劣化や天災による損傷をくぐり抜けてきました。しかし、さらに長い時に耐え次代に文化財を継承していくことは容易ではありません。
 公益財団法人住友財団は、これまでに1000件を超える国内外の文化財修復事業に対し助成を行い、2021年には創立30周年を迎えます。それを記念して、助成によって修復された文化財の一部を東京国立博物館、九州国立博物館、泉屋博古館(京都)、泉屋博古館分館(東京)で同時期に展示いたします。
 東京の泉屋博古館分館では、伝統の技術と最新の科学によって近年修理された国宝や重文を含む絵画や工芸品約50点を展示し(途中展示替あり)、美を守る文化財修復の最前線を紹介します。修理によって新たに分かった創作技法や蘇った文化財の素顔に出会える絶好の機会となるはずです。

あと残り一週間と言う事で昨日から使っている東京メトロ24時間乗車券を使って六本木一丁目駅で降りました。窓口でも何気に紹介されておりましたが、「泉屋博古館分館」と「大倉集古館」そして「菊池寛実記念 智美術館」の三館は六本木アートトライアングルのもう一つの目であります。
難点は国立新美術館やサントリー美術館、森美術館に森アーツセンターギャラリーに比べてしまうと規模が小さいのと駅から微妙に離れていると言うのが難点ではありますが、閑静な大使館町にひっそり佇む隠れ家的な存在として利用するのも良いかも知れません。

前期と画像がダブってしまって申し訳ないのでありますが、後期の目玉は国宝『法華経一品経(慈光寺経)』 (慈光寺蔵)と泉屋博古館が所蔵する徐九方作『楊柳観音像』(泉屋博古館蔵)あと、狩野一信の『五百羅漢図』(芝・増上寺蔵)と大倉集古館が所蔵する『十六羅漢図』、神奈川の称名寺所蔵の『十二神将像』とか仏教美術の傑作が多かったのであります。

これは余談ですが、次の展示の「金文 中国古代の文字」で展示は一旦終了し、2020年1月より二年間に渡って改修工事を実施するとの事であります。




https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031