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2019年10月19日21:51

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【美術】「御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」 」展(前期)

皆様、お今晩は。東京国立博物館平成館にて11月24日迄開催中の「御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」 」展に行って参りました。その感想です。

天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当てた特別展を開催します。本展は、正倉院宝物と法隆寺献納宝物という日本を代表する文化財が一堂に会する稀有な機会です。また、令和元年の本年にこそふさわしい、日本文化を世界に発信する展覧会です。皇室が守り伝えたかけがえのない日本の美、今後も受け継がれゆく悠久の美をご覧いただきます。

今回ご紹介するのは11月4日迄展示されている「前期」の作品を中心に取り上げます。


1300年もの時を超えて、尚も変わらぬ美を発信し続けられているのは「通常公開されていないから」これに尽きます。通常であれば年に一回の御披露目を奈良国立博物館にて行うのですが、今回は今上天皇陛下御即位に伴い東京国立博物館でも開催される運びとなりました。

今回最も心惹かれたのは、今までかつて3人しか使ったことのない香木の『黄熟香』でして、足利義政、織田信長、そして明治天皇がそれぞれ「御使用の付箋」が貼ってあるのですが、この展示に関しては出来れば合成の香りでも良いので「復元香」を鼻で楽しみたかったところでございます。

それに絡めて『銀香炉』の展示があったのも良かった。何でも下の半分は明治時代に補充されたものらしいのですが銀なのに錆びていないところが日々の手入れの良さを伺わせます。

正倉院と言えば「ガラス」の宝庫でもありまして、地中に埋まっていると変色してしまうのですが、これまた保存状態が良い『瑠璃壺』が前期の御披露目。

あとぶっ飛んだのがフェルト織物の『花氈』でして1300年を過ぎていてもこの状態の良さとは俄かに信じ難いものがあります。後期になると琵琶や『漆胡瓶』と法隆寺宝物館の国宝『竜首水瓶』の競演があるので楽しみであります。



https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019/


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