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2019年10月18日04:08

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【美術】「日本・東洋 美のたからばこ〜和泉市久保惣記念美術館の名品」展

皆様、お今晩は。渋谷区立松濤美術館にて11月24日迄開催中の「日本・東洋 美のたからばこ〜和泉市久保惣記念美術館の名品」展に行って参りました。その感想です。


大阪府和泉市にある和泉市久保惣記念美術館は、明治時代から同地で綿業を営んできた久保惣株式会社創業家のコレクションを中心とした美術館です。所蔵品は東洋の古美術を中心に、西洋の古地図、西洋近代絵画と幅広く、いずれも名品ぞろいです。その中から、鎌倉時代の絵巻の名品をはじめ、国宝や重要文化財を含む選りすぐりの日本・中国の美術品を紹介します。同館の名品を他館で紹介する展覧会は37年ぶりとなります。


いやはや、区立の美術館で国宝二点、重要文化財18点がズラリと並ぶなんて機会そうそうあるもんじゃありません。東京国立博物館の本館の特別展示かなと言われても通用しそうな驚愕のレヴェルであります。
何でも37年前に東京国立博物館でこの展覧会を開催された方が、現在の渋谷区立松濤美術館の館長をされている御縁で実現したものだそうです。

地下一階の展示室が絵画コレクションで絵巻から屏風、掛け軸、浮世絵迄何でもありの凄まじい空間なんですが、此処で仰天するのはまだ早い。真のお宝は二階の工芸・書の展示コーナーでして、こちらに国宝の『青磁 鳳凰耳花生 銘 万声』と書の『歌仙歌合』が控えているからなのであります。

今迄、この美術館には何度も足を運んでおりますが、此処まで豪勢なのはちょっと無いのであります。前期が10月27日迄でして、後期が10月29日からなので後期も忘れずに足を運びたいと考えております。現在、渋谷ではBunkamura ザ・ミュージアムにて「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が開催されておりますが、これと併せてご覧になれば充実した一日を過ごせることは自分が保証致します。

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_liechtenstein/
(リヒテンシュタイン候爵家の至宝展)


ただ、注意が必要なのが入場料でして通常500円のところが、今回は1000円ですが、妥当な金額だと思います。それほどの名品が揃っているからなのであります。


https://shoto-museum.jp/exhibitions/185kuboso/
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