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2019年09月17日18:49

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【美術】「サントリー芸術財団50周年 黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 −美濃の茶陶」展

皆様、お今晩は。サントリー美術館にて11月10日迄開催中の「サントリー芸術財団50周年 黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 −美濃の茶陶」展に行って参りました。その感想です。


桃山時代には、茶の湯のためのやきもの「茶陶」が日本各地の窯で創造されました。岐阜県の美濃(東濃地域)では、力強い姿、鮮やかな色、斬新な意匠をもつ茶陶「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が大量に焼かれ、おおいに流行しました。
しかし実は、「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が美濃で焼かれたと分かるのは昭和のことで、それ以前は瀬戸(愛知県)で焼かれたと考えられていました。昭和5年(1930)、荒川豊蔵(1894−1985)が岐阜県可児市久々利大萱の古窯跡から志野筍絵筒茶碗の陶片を発掘したことにより、志野が瀬戸ではなく美濃で焼かれたことが明らかになります。この大発見は、美濃焼に人々の関心が集まる契機になりました。また、この頃から近代数寄者、目利き、陶芸家、古陶磁研究家などがそれぞれの立場から活発に古陶磁を蒐集し、研究し、意見を交わし、審美眼を鍛えました。やきものを愛する彼らにとって、美濃焼は憧れの存在になっていきました。
本展覧会では、個性的で生き生きとした美濃焼の造形の魅力をお楽しみいただければと思います。同時に、近代数寄者旧蔵の名品や、近代陶芸家の荒川豊蔵と加藤唐九郎(1897−1985)の代表作を通じて、近代以降の美濃焼の人気や評価の高まりを感じていただけましたら幸いです。


ええっと、筆者とお付き合いの長い方はご存じかも知れないですが、自分はかねてより「志野の良さが判らない」と言う美的欠陥を持つ一人なのであります。詫び寂びの古典的な陶芸と例えば宮川香山を筆頭とする超絶技巧的なゴテゴテの明治時代の陶器を並べられてしまうと、良識ある識者の方からは顰蹙の目で見られてしまいますが、後者の方に行ってしまうんです。桃山時代の茶陶が全て苦手かと申せば、織部や長次郎に始まる楽茶碗は好きと言う偏屈者でして、こればかりは個人の好みの問題と言わざるを得ないのでございます。さて、そんな自分でも志野茶碗で唯一国宝に指定されている三井記念美術館の至宝の一つである『卯花墻』が入口にポンと置いてあったのにはひえぇと思いましたし、今回、黄瀬戸や瀬戸黒も良いものだと新しい発見があったのも事実。サントリー美術館が六本木に移ってから10年目のリニューアル前の最後の展示とあって展示物は確かに気合が感じられるものでありました。




https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_4/
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