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2019年05月21日18:24

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【美術】二回目観ても良く判らなかった「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」

皆様、お今日は。東京国立近代美術館にて5月26日迄開催中の「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」に行って参りました。その感想です。


福沢一郎(1898-1992)は、昭和戦前期から戦後まで日本の洋画界を牽引した画家です。
戦前にはフランスのシュルレアリスム(超現実主義)を日本に紹介するとともに、社会批評のメッセージを象徴的に表現して、前衛美術運動のリーダーとなりました。
戦時中は弾圧を受けますが、戦後はふたたび社会批評的な視点から人間群像の大作に取り組み、晩年には文化勲章を受章しました。
これまで日本の近代美術史においては、福沢はシュルレアリスムの紹介者としての側面から語られることがほとんどでした。しかし本展では、彼がひとりの画家として、生涯を通じて社会とどのように向き合ったかという点に着目します。
この観点から、謎めいた画面の中に諷刺をこめた初期作品や、戦後美術の起点としてしばしば語られる代表作《敗戦群像》(1948年)、東西の地獄のイメージを借りながら社会批評を行おうとした連作など約100点を展示します。
多彩でありながらも一貫した問題意識に基づいて制作されたこれらの作品を通じて、知的なユーモアとともに人間を鋭く見つめた彼の画業の今日的意義をあらためて考える機会となれば幸いです。

公開当初に観に行って画像も集めたんですが、どうにも掴みようがない作風でして、先日二回目の鑑賞を行ったのですが、最初の印象と変わらずシュルレアリスムを土台にしているのは判るんですが、それ以上となるとサッパリと言う実に困った展覧会であります。この人の初期の作品に『人間嫌い』と言うタイトルの作品があるんですが、実際にそうであればこれだけの世相を描いた作品なんかは描かないでしょうし、晩年描いた地獄の絵もどうなのかが引っかかるところでありました。




https://www.momat.go.jp/am/exhibition/fukuzawa/
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