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2019年05月11日20:48

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【美術】国宝・重文が綾なす美の饗宴「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」

皆様、お今晩は。平成から令和に移行してから6月2日迄開催中の東京国立博物館初の特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」を観て参りました。その感想です。


本展は、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」の一環として開催する特別展です。皇室ゆかりの名品である狩野永徳筆「唐獅子図屏風」と、永徳最晩年の作である国宝「檜図屏風」を、同時公開するのに加えて、雪舟、尾形光琳、葛飾北斎らの名品を、一堂に紹介する展覧会となります。 平安から近代の名だたる日本美術の名品をご覧ください。

宮内庁三の丸尚蔵館、文化庁、そして東京国立博物館がタッグを組んだ本展覧会。新しい時代である「令和」の幕開けに相応しい内容でして、正直申して此処迄揃うとは思っていなかったので意外であり、非常に嬉しい出来事でありました。

宮内庁三の丸尚蔵館の秘宝の一つである狩野常信・永徳作の『唐獅子図屏風』に東京国立博物館で迎え撃つは国宝の狩野永徳の『檜図屏風』。野々村仁清も文化庁からとっておきの『色絵若松図茶壺』で迎え撃つのは東京国立博物館の仁清の『色絵牡丹図水指』が特別出品。雪舟に光琳・乾山兄弟、応挙に芦雪と言った師弟対決、そして二人の「ナミカワ」有線七宝の天才である並河靖之の『七宝花蝶文瓶』と無線七宝の天才である濤川惣助の『七宝富嶽図額』、それだけではなく東の大観、西の栖鳳と言う対決構図の間に入るのは黒田清輝の『舞妓』ですから何でもアリの良い意味でのカオス状態。日本美術の展覧会で此処までテンションが上がったのも久々です。

正直申して前期の「両陛下と国際交流」は、残念ながら満点とは程遠い内容でしたが、今回は会場を一挙に二部屋も増やしての大盤振舞い。しかと美の饗宴をご堪能下さい!



https://tsumugu-exhibition2019.jp/
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