【映画】『アンダー・ザ・シルバーレイク』

サム(アンドリュー・ガーフィールドさま)は、ビッグになりたいという漠然とした夢を抱えて、ロサンゼルスのシルバーレイクにやって来る。だが現実は厳しく、仕事がない彼は家賃すら払えなかった。やがてサムは、向かいに引っ越してきた美しいサラ(ライリー・キーオ御嬢様)に恋をする。何度かデートするが、ある日彼女は姿を消してしまう。


早稲田松竹で『ア・ゴースト・ストーリー』と二本立てで観たのですが、21世紀に入ってから観た作品の中で最も訳が分からない変な映画でして、これぞカルト映画と言い切ってしまいましょう。主演のアンドリュー・ガーフィールドさまは、『ハクソー・リッジ』や『沈黙ーサイレンス』で演じていた生真面目なキャラとは真逆のオタク青年を演じていてこれが結構似合っているんです。
映画の方ですが、正直申して140分と言う尺は長すぎて、90分だったら我慢出来たのに……と言うのが本音でありまして、横道に逸れるところが多々あり過ぎて、このシーン無くても成立するのでは？と思ってしまうのでありました。
一応、失踪した恋人探しと言うメインフレームはあるのですが、犬殺しの噂や大富豪の失踪事件、謎に包まれたソングライター等の要素が錯綜して、悪夢版『ラ・ラ・ランド』と言う評価があるのも頷けます。
但し、この監督の映画を更に観たいかと言われれば極めて微妙な線でして「観る人を選ぶ映画」であることだけは間違い無いと思います。



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